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同人漫画サークル

酒井順子「都と京」(みやことみやこ)

都と京 (新潮文庫)都と京 (新潮文庫)
(2009/02)
酒井 順子

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東京と京都の人、物、文化等について比較したエッセイです。

清少納言の枕草子が一部現代語訳で紹介されていました。
「仏典の説経をする講師は、顔がいい人に限る!講師の顔をじっと見つめるからこそ、言っていることの尊さも感じられるのに。よそ見をすれば有り難い教えもつい忘れてしまうのだから、『不細工な男は罪』って思う。」
女性は、昔からイケメン至上主義者が多いんですかね。
罪とまで言われるブサメンが哀れです。

宗教についての言及がちょくちょくありますが、著者の酒井さんがそれほど宗教に熱心ではないらしく、書き方がフランクです。
「実際、仏教というものが日本においてブレイクしたのは、個人の悩みを相手にするようになってからのような気がします。」
ブレイクて。

京都の結婚式のお祝いって手間がかかりますね。
式前に家に持って行くのが一般的で、しかも、結納屋を通したちゃんとしたセットに包まないと駄目らしいです。
送る側も受け入れる側も正装。
式当日に渡すよりは心がこもってる感がありますけど。

酒井さんが、京大のミスコンを見に行ったら中止になっていました。
「ミスコンは、性の商品化、商業主義につながる。男女の区別や順位をつけないイベントならよし。」との意見を出すミスコン反対派は、全員男子だったそうです。
ミスコンに反対するのは、女性団体だとばかり思っていたので意外です。
京大は、人権意識の高いサークルが多いとのこと。
私の通っていた学校では、男子学生による女装コンテストをやっていましたよ。
これは、ミスコン反対派の人的にどんなものでしょう。

パリと京都のお店では、客が先に挨拶してから、店側が「いらっしゃいませ」とか「おいでやす」とか言うパターンが多めらしいです。

「…してはる」って言い方好きです。
ナイナイの矢部さんがよく言うイメージです。

と、京都がらみの記述についてばかり書いてますが、同じくらい東京についても書かれています。
酒井さんは、東京出身、東京在住です。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/06/11(木) 15:34:42|
  2. 読書感想文(小説)

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