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同人漫画サークル

ジャン=フランソワ・パロ「ブラン・マントー通りの謎」

ブラン・マントー通りの謎 (ランダムハウス講談社文庫)ブラン・マントー通りの謎 (ランダムハウス講談社文庫)
(2008/11/10)
ジャン フランソワ パロ

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【あらすじ】
ブルターニュからパリに出てきたニコラは、警察総監付きの警視見習いとなる。
ニコラは、ラルダン警視と黒人奴隷サン・ルイの失踪について、捜査することになる。

【ネタバレなし感想】
読むのに何故か20日以上かかりました。
ニコラが警視見習いになる経緯が大変変わっています。
事件の本題に入るまで、80ページくらいかかります。
私、ニコラが田舎の小さな教会から街の大きな教会に預けられ、警察総監ではなく、司祭様の下についたんだと思ってました。
その割に、事件の捜査命じられてるからおかしいなぁと。
教会じゃなくて、司法系の事務所で働いていたようですね。
なぜこんな勘違いをしてしまったのでしょうか。

18世紀が舞台ですので、その時代が好きな人にお勧めです。
当時、最先端だった医学について書かれており、中には、迷信めいた誤った医術も登場します。
処刑方法が大変残忍です。
また、拷問のことも書かれていたと思います。フランスでは、拷問のことを「クエスチョン」というらしいです。

殺人事件と国家の機密がからみあうストーリーで、人間関係が複雑でした。
しかし、「これが手がかりですよ」というのは明示してあるし、時々、いままでのおさらい的な文章が入っているので、話は追いやすいです。

解決編が、鮮やかでした。
そこに至るまで、推理に必要な要素は出揃っていたので、読者に対してフェアでした。
「証拠を持っていない場合は、持っているように見せかける」というのは、こういうことか!という感じでした。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2009/01/28(水) 02:24:08|
  2. 読書感想文(小説)

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