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同人漫画サークル

レイ・ブラッドベリ「さよなら僕の夏」

さよなら僕の夏さよなら僕の夏
(2007/10)
レイ・ブラッドベリ

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【あらすじ】
ダグラス少年が過ごす夏の日々。
少年たちは軍隊を作り、老人や大時計と戦争する。

【ネタバレなし感想】
人生、生と死、老いること、世代交代について書かれていたと思います。
時計が時間を支配しているという考えや、老人には若かったことがなく異星人なのだ説など、少年ならではの発想がありました。
この話を書いた当時の作者は、85歳を越えていたようです。
老人が少年の目を通して老人を描くということが、この話のテーマにも通じると思います。

?と書かれたテントの中には、グロテスクな瓶の数々が。これは、何を意味しているのでしょうか。
ダグラスとクォーターメインのもとに現れた「僕」とは誰なんでしょう。
あらゆる生命の中に偏在している精神みたいなものでしょうか。

クォーターメインがダグラスの中からリサベルを見て好きになったシーンは、心の若返りや再生、若者との精神の交換によって何かを引き継ぐといった意味がありそうです。
ロリコンじいさんになったのかとも思いましたが、「ふたたびライザに会った」と言っているので、初恋の人かなんかと重なったのかもしれません。

「ダグラス」を「ダクラス」と書いているページがありました。多分誤植です。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/12/24(水) 23:24:59|
  2. 雑記

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