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同人漫画サークル

宮台真司「増補サブカルチャー神話解体」

増補 サブカルチャー神話解体―少女・音楽・マンガ・性の変容と現在 (ちくま文庫)増補 サブカルチャー神話解体―少女・音楽・マンガ・性の変容と現在 (ちくま文庫)
(2007/02)
宮台 真司石原 英樹

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少女漫画、青少年向け漫画、丸文字(変体少女文字)、ポップス・ニューミュージック・ロック・フォーク・歌謡曲・ヘビメタ等の音楽、性産業における、主に若者の文化に目を向け、統計などから論じた本でした。

サザンやユーミンをサブカル扱いしているようです。
彼らは、メジャーミュージシャンですから、メインカルチャーなのかと思っていましたが、メインカルチャーな音楽とは、クラシックなどのことを言うらしいです。
細野晴臣さんが、ちょくちょく登場しました。
場を作る音楽、没入して聴く音楽、メロディー重視の音楽、歌詞重視の音楽…。確かにジャンルによってことなりますね。
ヘビメタは、BGMにしづらそうです。

挙げられている漫画やミュージシャンが若干古いのは、この本が書かれたのが1992年だからです。
(現役で活躍されてるミュージシャンも数多いです。)
今書き足したらどんな内容になるのか気になります。

AVやテレクラ、ブルセラショップの話もありました。

おたくややおいの文化について、少し描かれていました。
女子高生妊娠物の少女漫画は、70年代くらいからあったようです。

少女の特徴として、「かわいい文化」「これってあたし!」「乙女ちっく」という概念が繰り返し登場しました。
この前読んだ本にも出てきましたが、「少女」というのは、近代できたものだそうです。
生物学的には、10代前半が出産に適していると、何かのTVで見ました。
肉体的に成熟していて、かつ、若くてピチピチで可愛い女の子がいるのに、法律で、性的に手出ししてはいけないことになっているとは、世の男性には厳しい事ですね。
ロリコンじゃなくても、女子高生にはグッとくると思います。

少し前の時代の、主に恋愛を取り扱った漫画に対して、「閉じた日常性」「無害な共同性」という概念が出てきましたが、これは、現代の漫画にも通じますね。
萌え系、日常系は、その系譜だと思います。

サブカルっていうのは、もっとマニアックでアングラなものを指すと思ってたんですが、違うようです。
絵画や伝統舞踊やオペラなどのハイカルチャーに対するカウンターカルチャー、と言いますか、もう少し俗っぽい身近な文化をサブカルチャーと言っているようです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/12/07(日) 22:33:13|
  2. 読書感想文(小説)

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