![]() | はつ恋 (新潮文庫) (1987/01) ツルゲーネフ神西 清 商品詳細を見る |
【あらすじ】
ウラジミール(ヴラジミール)は16歳の時、別荘で過ごしていた。
隣りに公爵夫人とその娘が越してきた。
娘の名を、ジナイーダと言った。
ジナイーダに恋したウラジミールだったが、ジナイーダの周りには取巻きの男が5人いた。
伯爵、医者、詩人、退職大尉、軽騎兵である。その輪の中に、ウラジミールも加わることになった。
ジナイーダを神だ、偶像だと崇める6人。
ジナイーダは恋をしているようだ。その相手は誰なのか。
【途中まで、ネタバレなし感想】
裏表紙のあらすじが、ネタバレしまくりです。
未読の方は、あらすじを見ない方が楽しめると思います。
裏表紙を読まなくても、ヒントは出てくるので、どちらにしろ展開の予想がつくかもしれませんが。
あと、wikipedeiaの「初恋」の項目でもネタバレしてるので要注意です。
ジナイーダは、女王様のように振舞っています。
ウブなウラジミールを弄びます。
実際、ジナイーダを女王様に例えている場面があります。
ジナイーダと愉快な下僕共は、「罰金ごっこ」という遊びをします。今で言う王様ゲームです。
1800年代のロシアに、すでにそのようなゲームがあったのですね。
ウラジミールは、大学入学前だというのにこんな遊びに興じるなんて、堕落してますね。
ジナイーダに惚れたせいです。
マイダーノフという詩人のキャラクターが面白かったです。
彼は、痩せこけた顔で小さな目をしていて、髪の毛が恐ろしく長い男です。
「人殺し」という詩を作り、黒い表紙に血色の題字で出版したいのだと言います。
ゴス系の方ですか?
人名が覚えづらかったです。
【以下、ネタバレあり感想】
ジナイーダが好きなのは、ウラジミールの父親でした。
年の差不倫です。
ジナイーダを鞭で打つ父。
打たれた腕に接吻するジナイーダ。
女王様に鞭をくれるとは、背徳的で変態的な行為ですね。
父は、ジナイーダのことを女王様扱いしてないですが。
父は、苛立ってジナイーダを叩いたのだから、別にサディストというわけではなさそうです。











