野良箱

同人漫画サークル

アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会1」

黒後家蜘蛛の会 1 (1) (創元推理文庫 167-1)黒後家蜘蛛の会 1 (1) (創元推理文庫 167-1)
(1976/12)
アイザック・アシモフ

商品詳細を見る

【あらすじ】
レストランで月1回「黒後家蜘蛛の会(ブラック・ウィドワーズ)」と称して晩餐会が行われる。
参加者は、化学者・画家・数学者・弁護士・作家・暗号専門家である。
毎回ホストを一人立て、ゲストを招く。
食事しながら会話する中で、謎が生じてくる。
参加者は、それぞれ素人探偵ぶりを発揮するが、答えが出ない。
そんな時、問題を解決するのは、いつだって給仕のヘンリーだった。
連作短編集。

【感想】
学生時代、「黒後家~」の話題が出てくる小説を読んだ事があり、それ以来気になっていた作品です。
専門家達を差し置いて、意外な人物が謎解きするなんて面白そう、と思ってました。
実際面白かったです。

ジャンルとしては、ミステリーで、その中でも安楽椅子探偵ものに分類されるようです。
推理小説と言っても、毎回殺人事件の話をするわけではなく、もっと身近で生活感のある謎解きをしてました。

ヘンリーの出す回答は、盲点をつくような、それでいて簡単な内容であることが多いです。
いざ正解が分ってみると、何で気づかなかったんだろう…といったものばかりです。

ヘンリーが事の真相を言い当てる前に、ブラック・ウィドワーズのメンバーが的外れな議論をします。
この無駄な推理部分がすごいのです。
作者の知識量の豊富さが伺えます。
メンバー達は、聖書や古典を深読みしまくったりします。

作中で、メンバーが、作者アイザック・アシモフの噂話をするシーンがあります。
アシモフの肩書きは、SF作家で、ブラック・ウィドワーズ会員の知人という設定です。

アシモフのSF小説は、1冊だけ読んだ事あります。短編集だったと思います。
ミステリーも良いですね。
「黒後家蜘蛛の会1」を読んだ限り、SF要素は見当たりませんでした。
超常現象・オカルトに関する話題はありましたが、仰天の結末が…。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/09/29(月) 00:56:16|
  2. 読書感想文(小説)

FC2Ad