野良箱

同人漫画サークル

朝倉かすみ「田村はまだか」

田村はまだか田村はまだか
(2008/02/21)
朝倉 かすみ

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【あらすじ】
札幌ススキノのスナック・バー「チャオ!」には、小学校クラス会の3次会としてやってきた、男女5人の客がいる。
彼らは、満40歳で、皆、小学校時代の同級生田村を待っていた。
田村は、まだか。
全6話の連作短編。(長編かも?)

帯には、「喝采よ、早く来い。」「来いよ、田村。お前が来たら何かが変わる気がする。」と書いてあります。

【途中まで、ネタバレなし感想】
「札幌である。ススキノである。」という書き出しで始まります。文章のテンポが少し変わってました。

「チャオ!」のマスター花輪春彦は、同窓会中の5人に、暫定的にニックネームをつけていきます。
見た感じの印象や、飲んでいる酒の名前からとって。

物語が進むにつれ、各人の本名やその人生、バックグラウンドが分っていきます。
それぞれの過去の中に、印象的な人物がいたり、記憶に残るエピソードがあったりします。

現在パートは、まさに現代のようでした。
ブログや携帯メールが出てきますし、「無茶振り」という言い方も最近のものだと思います。

恋愛要素が多めです。いや、恋愛というか、そこをすっとばして男女の仲の話というか…。
普通に年を重ねてる人には、共感できる部分があるのかもしれません。
私には、高度すぎて。

中村理香の小学生時代、心の根っこは私と同類でした。が、その先の考え方が真逆に行ってまして、表に出ている行動も全く似ていませんでした。
考え方は、小学生時代の田村に近いです。生きていることを無意味だとは全く思わないので。

【以下、ネタバレあり感想】

池内暁の先輩であるところの二瓶正克が、田村久志の実の父親ということでしょうか。
ラストで「ぼくにそっくりだ」と言ってますし。
もしそうであると、親子再会を果たしてることになりますね。

離婚率の高いお話でした。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/09/07(日) 00:32:38|
  2. 読書感想文(小説)

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