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同人漫画サークル

アンドレ・ブルトン「黒いユーモア選集2」

黒いユーモア選集 2 (2) (河出文庫 フ 7-2)黒いユーモア選集 2 (2) (河出文庫 フ 7-2)
(2007/08)
アンドレ・ブルトン

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【概要】
シュルレアリスムの先導者、アンドレ・ブルトンが、精神分析学に基づき、様々な人物の小説・戯曲・詩等を集め、説明・紹介したアンソロジー。

【ネタバレなし感想】
なんでいきなり「2」なんだと思われるかもしれませんが、「1」も買ったのですよ。
ですが、「1」は読んでる途中でなくしてしまったのです。
なので、「2」の感想だけ書きます。

この本は、すごく難しかったです。難解!

紹介されている個々の作品は、「黒い」「ブラックだ」「毒がある」ということは理解できるのですが、どの辺が「ユーモア」なのか分りづらいものが多かったです。

そもそもこの本が定義している「ユーモア」が難しいんです。
以下、引用。

『ユーモアとは、自我が非常に悪い立場に置かれている時に、超自我に結びつく快楽の原理が、自我に結びつく現実の原理に対して行う一つの復讐である。』

む、難しいーーーー!
何言ってんだアンドレ。

素直に面白いと思ったのは、次の部分です。

『われらは自由兵、やって来るのは伍長殿。―自由バンザイ、バンザイ、バンザーイ!われらは自由兵。―忘れてはならないわれらの義務、それは自由でいることだ。もっとゆっくり行こう、でないと時間どおりに着いてしまう。自由、それは断じて時間どおりに着かないってこと―断じて、断じて!われらが自由の教練のため。そろって不服従だ…いや、そろってではないぞ!』

ピカソの書いたらしい文章が凄まじいです。
絵だけでなく、文章でも食べていけたんではないでしょうか。
たいへん個性的です。

テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/06/30(月) 19:35:28|
  2. 読書感想文(小説)

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