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同人漫画サークル

伊集院静「眠る鯉」

眠る鯉 (文春文庫)眠る鯉 (文春文庫)
(2005/12)
伊集院 静

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短篇集
【あらすじ】
花いかだ…守口喜一郎は、三十八年勤めた会社から、元会長の妻が危篤だという電報を受けた。
川宿…十五年前に鍛冶屋を廃業した斉藤清次は、画家の小嶋治輔に絵を習う。
う八…真次郎のは、背中を黒紫の斑に覆われ、死を感じた。
しぐれの実…祖父の一年目の命日に、祖母が亡くなった。
時計の傷…結婚五十五年目の夫婦の所に、孫から葉書が届いた。
ラビット君…四十四歳の那須征雄は、霧の中で、息子の幻を見た。
眠る鯉…池の岸で、重岡辰三、八十三歳の遺体が発見された。心臓麻痺だという。

【ネタバレなし感想】
登場人物の平均年齢が高いです。

七十歳越えの男性が、長年恋心を秘めていたり、昔の恋心を蘇らせたり、というストーリーが多めです。

「う八」は、最後にタイトルの意味が分るようになっています。

「ラビット君」は、ボクシングの話が出てくるので、他の作品とは毛色が違います。

「眠る鯉」の中で、若かりし頃の重岡辰三が「鯉になりたい」と一度だけ思う場面があるのですが、そこが印象的でした。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/06/26(木) 04:02:55|
  2. 読書感想文(小説)

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