![]() | 黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8) (2008/04) 東野 圭吾 商品詳細を見る |
【概要】
13編の短編集。
内、最初の4編は文壇を舞台にした連作。
帯には「偉そうな顔をしていても、作家だって俗物根性丸出し! 俗物作家東野がヤケクソで描く文壇事情など13の黒い笑い。」と書いてあります。
【途中までネタバレなし感想】
結構ページ数があるのに、サラっと読めました。
イジワルで下品で馬鹿な話がずらりと並んでました。
人前で朗読するのは恥ずかしいけれど、自分一人で黙読するにはとても面白いと言った感じです。
文壇を舞台にした話には、落ち目のベテラン作家寒川と作家気取りの新人熱海が登場します。
二人とも、痛々しくもあり、微笑ましくもありました。
基本的には悪い人たちではなく、一所懸命小説を書いている+人間臭い功名心があるってだけなので、彼らを笑うのはちょっと可哀想です。
【以下、ネタバレあり感想】
【もうひとつの助走】
ああー、神田の息子の受験の方ねー、文学賞の方じゃなくて。という話。
各人の内心がギャグテイストではありつつリアルです。
寒川喜びすぎ。ぬか喜びでかわいそうです。
【線香花火】
小説家デビューできたら、誰だって舞い上がると思います。
「新人賞まで受賞しているプロ作家の俺が」というセリフは、「マンガ極道」という漫画を思い出しました。
本人の自信ややる気の割りには、編集部からまるで期待されていないという。
あるある。
【過去の人】
過去の人になるの早ーっ。
新人だから作家扱いされてないんじゃなくて、すでに過去の人扱されているなんて。
【選考会】
「感覚が鈍っていて将来性がない作家のグランプリ」…ひでぇー。
寒川、選考委員に選ばれて超喜んでたのに。わざわざ、作品読んで選考したのに。
まぁ、寒川に、物語を読む感性がないのが問題なのですが。
【巨乳妄想症候群】
タイトルからして酷いです。
オッパイとかデカパイとか言いすぎです。
そんなに吸いたいものなのでしょうか?
【インポグラ】
これまた、タイトルからしてアレです。
内容もお下劣でした。
肉体的な問題かと思いきや、意外と気持ちの問題らしいです。
【みえすぎ】
潔癖症の人が、この「みえすぎ」状態になったら、失神してしまいそうです。
【モテモテ・スプレー】
オチが酷くて面白かったです。
もてないもてない言い過ぎ。
【シンデレラ白夜行】
基本的には、童話のシンデレラと同じ流れですね。
ちょっと大人向け。
シンデレラ、計算高い?
【ストーカー入門】
ストーカーされるくらい愛されたいらしいです。
先輩ストーカーが登場するシーン、笑いました。
絵的におかしいでしょう。
【臨界家族】
川島家が、ヒロイングッズを購入すれば=他の家でも大体買ってる、ということらしいです。
キューティーデビル・くろみって、まんまマイメロのクロミ様っぽいですね。
【笑わない男】
ボーイがいい味だしてました。
そのままコントに出来そうな話です。
【奇跡の一枚】
まさかの心霊写真ネタでした。
容姿が優れてないって損ですよね。











