野良箱

同人漫画サークル

リリアン・J・ブラウン「猫はチーズをねだる」訳・羽田詩津子

猫はチーズをねだる (ハヤカワ・ミステリ文庫)猫はチーズをねだる (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(1999/05)
リリアン・J. ブラウン

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【あらすじ】
ピカックスのホテルには、黒づくめの服装をした謎の女が宿泊していた。
数日後、ホテルで爆破事件が起き、謎の女は姿を消した。
主人公は、元新聞記者でコラムニスト(?)のジム・クィララン。
クィラランは、ココとヤムヤムという二匹の猫を飼っている。
シャム猫ココシリーズの第16弾。

【途中までネタバレなし感想】
シャム猫ココシリーズは、初めて読みました。いきなり16弾目。
グルメに関する話題の多い小説です。
謎の女の行方も正体もよく分らないまま物語は進行し、その間新たな事件が起きたり、様々なイベントがあったりします。
ホテル爆破の犯人等、事件の全容が一つも見えてこないうちに、終盤に。
ちゃんと終わるのか心配になりました。
猫の仕草が可愛かったです。

【以下、ネタバレあり感想】
残り数十ページで、事件は無事解決しました。
自力では、何一つ推理できませんでした。

爆破、殺人事件と平行して、アイリス・コブの料理本探しや、名士オークション、チーズ試食会など色々なエピソードがありました。

チーズが食べたくなりました。

猫の行動がヒントなんだろうなーとは思っていましたが、真相を予想できませんでした。

七面鳥の中に拳銃というのは面白かったです。

養蜂家のオーブリーと彼の命の恩人ヴィクの関係は、ワイルド作「忠実な友達」のハンスと粉屋との関係を思わせました。
恩を売って、断れないのをいい事にその見返りを要求し続けるという。

オーブリーは、故意にヴィクターの死を招いたのか?
物語の最後、その判断はココに委ねられ、結果オーブリーは無罪ということになりましたが、本当の所は分りません。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/04/19(土) 19:49:58|
  2. 読書感想文(小説)

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