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澁澤龍彦「毒薬の手帖」

毒薬の手帖 (河出文庫 し 1-6 澁澤龍彦コレクション)毒薬の手帖 (河出文庫 し 1-6 澁澤龍彦コレクション)
(1984/02)
澁澤 龍彦

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【概要】
毒薬と毒殺事件に関するエッセイ。

【感想】
澁澤「手帖三部作」の内、二作は既読で、せっかくだから三作目も制覇しようと、別に毒薬には興味がないのですが読んでみました。

毒殺事件は古代からあったのですね。

ひたすら毒殺の話が続くので、一気に読むと気持ち悪くなる恐れあり。

あと、毒殺愛好者になる可能性のある人は、触発されるかもしれないので、読まない方が吉。

保険金殺人は、1800年代にはすでにあったそうです。

毒草園というものがあるのですね。日本にもあるそうです。
綺麗な花を咲かせる毒草もありますから、割と華やかなんでしょうか。

女性の毒殺犯と男性の毒殺犯は、犯行手口や計画性に違いがあるようです。

一番強引な手口は、「飛びかかって無理やり毒を飲ませる」です。
そんなことしたら、すぐに犯人だってバレるじゃないか。

実践できそうな毒素抽出方法が書いてあって、悪用されないか心配です。

砒素大活躍。

近代になると、毒殺犯そのものの他に、医者や弁護士も、事件の行く末に関わってきます。
毒殺犯の疑いが濃厚の場合でも、裁判で無罪になった例があるそうです。

昔の偉い人は、常に毒殺の危険にさらされ脅えていたらしいので、あー私は偉くなくてよかったーと思いましたが、近年になるに従い一般市民にも毒殺文化が広まってきたとあり、やっぱり怖いと思いました。

毒見なしで、おいしいものを食べられる幸せ。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/03/03(月) 01:53:33|
  2. 読書感想文(小説)

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