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室生犀星「愛の詩集」

愛の詩集―室生犀星詩集 (角川文庫)愛の詩集―室生犀星詩集 (角川文庫)
(1999/01)
室生 犀星

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「抒情小曲集」「青き魚を釣る人」「十九春詩集」「愛の詩集」「第二愛の詩集」「忘春詩集」「鶴」「昨日いらつしつて下さい」の詩が収録されています。

室生犀星の愛猫「ジーノ」の写真も載ってます。モダンな名前の猫ですね。

【感想】
「ふるさとは遠くにありて思ふもの」という超有名なフレーズがありました。
この言葉が室生犀星の詩にあったとは知りませんでした。

もっと日本日本した詩かと思っていましたが、外来カタカナ語も結構入ってました。

この時期の日本作家さんの本を読むと、キリスト教絡みの記述が含まれていることが多いようです。
当時、日本文壇の中でキリスト教がブームだったのでしょうか。
最近芥川賞を取った作品もキリスト教ネタでしたから、キリスト教は、今日までメジャーな題材であり続けているようです。

「詩集 昨日いらつしつて下さい」は、女性視点で書かれているようです。

「誰かが爪を剪ってゐるらしい音がしてゐる。」という一文がありました。
爪切りって昔からあったのでしょうか。ハサミで切ると音しませんよね。
「爪は心に重みがある時によく伸びるといふ」だそうですが、そういった説は初耳です。迷信の一種でしょうか。

言葉の響きがきれいな詩集でした。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/02/12(火) 06:45:37|
  2. 読書感想文(小説)

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