野良箱

同人漫画サークル

高村光太郎「高村光太郎詩集」編・伊藤伸吉

高村光太郎詩集 (新潮文庫)高村光太郎詩集 (新潮文庫)
(1950/11)
高村 光太郎

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光太郎の生涯にわたって制作された詩から、百編以上を収録したもの。
「道程」「猛獣篇」「大いなる日に」「記録」「をぢさんの詩」「智恵子抄」「典型」その他の詩集から編集されている。

【感想】
英語や外来語が出てくる一方、「●●のやうに」「さうして」「ぢつと見て」など、昔風のかなづかいも出てくるので、和洋折衷でモダンな感じがします。

「おほかみのお―レントゲンのれ―はやぶさのは…」で始まる「或る筆記通話」という詩は、末尾を繋げて読むと文章になっています。
「おれはまだうごかぬ うごくときは しぬとき」と書かれています。

智恵子夫人との愛を綴った詩の中に、次のような言葉が混じり始めます。
「自分の妻が狂気する」「狂った智恵子は口をきかない」「もう人間であることをやめた智恵子」「智恵子はもう人間界の切符を持たない」
ええ、智恵子どうしたの智恵子、と思い、ネットで検索しました。

智恵子夫人は、精神を病み、自殺を計るも未遂に終わり、結局7年後肺結核でこの世を去ったそうです。
「智恵子抄」には、智恵子夫人の発病前、発病後、死後の詩が含まれています。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/01/28(月) 21:36:18|
  2. 読書感想文(小説)

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