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映画「キンキー・ブーツ」(KinkyBoots)

キンキーブーツキンキーブーツ
(2007/02/23)
ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー 他

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【あらすじ】
父親の急死により、倒産寸前の紳士靴工場を継いで社長になったチャーリー。
ドラァグクイーンのローラと出会い、それをヒントに服装倒錯者用の男性向け女性靴を作ることを思い立つ。
目指すは、ミラノ国際見本市。

【途中までネタバレなし感想】
「保守的な田舎の伝統ある靴工場で、エロティックなファッションアクセサリー作り」という実話を基にした話で、撮影も実際の工場を数週間閉鎖して行ったそうです。

モデルになった工場のサイトを見たら、すごく…エロイです…。
全くドラァグクイーン専門ではなく、エロティックファッション総合って感じです。
女性物が主力製品のようです。
なので、この映画とはちょっと違います。

キンキーブーツとは、直訳すると「変態ブーツ」で、所謂「女王様」が履くような高いヒールのセクシーブーツのことです。
↑上のDVDパッケージ参照。

吹き替え版で見つつ、字幕も表示しっぱなしでした。
音声セリフと字幕のニュアンスが全然違う箇所が多々ありました。どっちが本来の意味に近いのでしょうか。

冒頭の従業員を次々にクビにするシーンは、本来痛々しい場面なのですが、テンポがよくて面白かったです。

ローラ(女装で長身で筋肉ムキムキの黒人男性)の舞台シーンなど、ミュージカル要素がありました。
ローラかっこいい!

セクシーで派手なブーツに職人技を注ぎ込む、眼鏡のおじいちゃん工員がかっこよかったです。
「鉄の加工なら任せておけ」って感じで。

【以下、ネタバレあり感想】

「冷たい空気」というのは、要するに「サムイ」「気まずい」雰囲気でしょうね。

チャーリーが社長就任して最初の挨拶で「靴をつくるぞ」と言った時、従業員の間に「冷たい空気」が流れてました。

最初は優柔不断なチャーリー社長ですが、途中からは家を抵当に入れるなど、大胆な決断を繰り返します。
しかし、最後付近では、またしても優柔不断なダメ男になってしまいます。
ローラを傷つけてしまい、見本市が失敗しそうになった時など、それはもうダメダメでした。
ローラに暴言を吐いたのは、婚約者ニックの浮気を知っての八つ当たりですね。八つ当たりイクナイ!ローラかわいそう!
チャーリーが持っている女装者への偏見も露呈していたように思います。

ダンサーズとローラが現れず、自らキンキーブーツをはいてステージに立ったチャーリー。
まさに「冷たい空気」。
せめてカツラを被ってメイクして女装していればいいものを、思いっきり男です。
しかも、上半身はスーツ。
そして下半身はトランクスにキンキーブーツ。
なんという組み合わせ。
チャーリーは慣れないブーツで転んでしまいます。
もう見ていられない。そう思った時、ローラが颯爽と現れます。
チャーリーの情けなさに比べて、ローラはあまりにかっこよくて男らしいです。

ただ、チャーリーのヘッポコな面も彼の魅力なのかもしれません。
一旦クビにされて復帰した女性工員ローレンは、彼が元々優柔不断であった事を知っていて惚れたのですから。

クズ置き場に愛着を持つローラ。
世間に溶け込めず浮いているのはチャーリーも同じ。はみ出し者。
物語では最終的に、ローラの穴は誰にも埋められない、いなくてはならない存在であることが分りました。

最初ローラに嫌がらせしていたドンがいい奴化しました。
腕相撲でわざと負けたローラ。
ドンは、彼(彼女)の優しさに気付いたのでしょう。
(「優しさは女性のものとされているが、女性は男性の優しさに惹かれる」というようなセリフがあった。)
さらに、チャーリーの「工員をクビにしたくない」という強い思いを知ったことも、ドンいい奴化の一因でしょう。

社長室(事務所)のマイクから音声ダダ漏れ事件って何回ありましたっけ。3回くらい?
よく音声が漏れる工場です。

最後にステージがある映画の場合、「やばい、ステージに間に合わないかも」ネタがあるのはもはやお約束のようですね。
その方がラストが盛り上がりますからね。

テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

  1. 2008/01/21(月) 00:29:43|
  2. 映画感想

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