野良箱

同人漫画サークル

いしいしんじ「トリツカレ男」

トリツカレ男 (新潮文庫)トリツカレ男 (新潮文庫)
(2006/03)
いしい しんじ

商品詳細を見る

【あらすじ】
ジュゼッペは、一度何かに取り付かれると、他にことに気が向かなくなる。
その取り付かれようは、尋常じゃない。
だから皆から「トリツカレ男」と呼ばれている。
オペラ、昆虫採集、三段跳び、潮干狩り、サングラス収集、探偵ごっこ、ハツカネズミ飼育…etc...に次々とハマっていくジュゼッペが、次に夢中になったものとは…。

【ネタバレなし感想】
誰かがこちらに語りかけるような、口語体の文章です。

童話的で、ファンタジー要素があります。

放送禁止用語ではあるけど、出版コードには引っかからない、という程度の差別用語が出てきます。
私は、それらの単語の響きが好きですし、他の言葉に置き換えるより効果的だと思います。

周りから見て、どう考えても無駄な事でも、それがやがて役に立つことがあるんだと思いました。
無駄なまんまのこともありましたが。

真っ直な、メッセージ性の強い話でした。
ブレーキのない自転車。スケートで転ぶこと。
それらが、物語を象徴してました。

ミステリーではありませんが、伏線がきいていました。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/10(木) 19:56:01|
  2. 読書感想文(小説)

FC2Ad