野良箱

同人漫画サークル

デヴィッド・リンチ監督「ストレイト・ストーリー」

ストレイト・ストーリーストレイト・ストーリー
(2005/03/02)
リチャード・ファーンズワース、シシー・スペイセク 他

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【あらすじ】
アイオワ州に住む、アルヴァン・ストレイト。
ある日、彼の兄が倒れたと連絡を受ける。
アルヴァンは、高齢で足腰が弱く、視力も悪い。
車の免許は無い。
しかし、自力で遠くに住む兄に会いに行こうとする。

【途中までネタバレなし感想】
映画を全然見ない私は、デヴィッド・リンチ作品を見たことがありませんでした。
事前に抱いていたリンチ監督作品のイメージは、実験的・電波・難解というものでしたが、この映画は、分りやすくシンプルで見やすかったです。

エアロバイクを漕ぎながら視聴していましたが、ラストシーンのあたりは、足を止めて見入ってしまいました。

【以下、ネタバレあり感想】
若者に「歳をとって最悪なのは?」と聞かれ、アルヴァンは、「若い頃を覚えていることだ」と答えました。
ええー、別に覚えてるのはいいことじゃんと思いましたが、アルヴァンの若い頃=戦時中であったため、キツイ思い出を抱えていたようです。

アルヴァンは、旅先で出会った妊娠中の女性や、喧嘩ばかりしている双子の兄弟などに、人生の経験を踏まえた話を聞かせます。
そんななかで、アルヴァンの過去や、兄と絶縁していること、娘のこと、妻のことが判明していきます。

どんなに過去を語っても、回想シーンが出てこないのが、この映画の特徴なようです。(一回しか見ていないのでうろ覚えですが)
ひたすら語るアルヴァンと聞き手が映し出されます。

シカが好きなのに、何度もシカを轢いてしまう女性が登場しました。
やたらキレていてインパクトがありました。

風景が綺麗でした。

最初の方の場面で、「911(救急車の番号)って何番?」というセリフが出ていて笑いました。
「そりゃ911だよ」とツッコミたくなりました。混乱していたのですね。

家族のたとえとして、枝は一本だと簡単に折れるけど、束だと折れない、というセリフがありました。
イソップ寓話の3本の棒、毛利元就の3本の矢的エピソードだと思いました。

エンディングを知らなかったので、ひょっとして兄に会えずじまいなんじゃないか、もしかしたらアルヴァンか兄のどちらかが死んでしまうのではないかと心配していましたが、再会できて本当によかったです。

兄弟はあの後、一緒に星空を見上げたのでしょうか。
再会直後のシーンで、アルヴァンは多くを語りませんでしたが、あのトラクターで会いに来たという事実だけで気持ちが伝わったのだと思いたいです。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2007/12/25(火) 21:53:26|
  2. 映画感想

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