野良箱

同人漫画サークル

銀色夏生「月夜にひろった氷」

月夜にひろった氷 (新潮文庫 き 19-5) 月夜にひろった氷 (新潮文庫 き 19-5)
銀色 夏生 (2007/06)
新潮社

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詩と小さいイラストとエッセイと短編小説が載ってました。

一人称・二人称・口調が色々あります。

86ページの詩は、ラピュタのムスカ大佐の声(寺田農)で脳内再生されました。

「三日月におやすみを言いたまえ」

「~たまえ」と言えば、ムスカなんです。
命令口調でファンシーなことを言うムスカを想像するとメルヘンな気持ちになります。

印象に残ったフレーズは

「思いもつかないような
 まっ赤なボールペンをもってるような人だもの」

です。

どの詩もメロディーをつければそのまま歌詞になりそうです。

しかし冒頭の「ポケットの中で 星が揺れたので」という詩のページの使い方は大胆ですよ。
最初「え、全部の詩、このペースで紙つかうのかい!?」と心配になったほどです。

ところで、この詩集の話ではないのですが、

「真実は 言いかけてやめた言葉の中にある」(←うろ覚え)

ってフレーズは銀色さんの詩でしたっけ?
横書きの詩集で読んだ記憶があるのですが。
言いかけて飲み込むのが正解の言葉もありますよね。
それが本音なんだけど、言わないほうがいいこと。
逆に言いそびれたけど、言うべきだったことも…。
  1. 2007/07/17(火) 20:57:05|
  2. 読書感想文(小説)

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