ぼくと、ぼくらの夏 新装版 樋口 有介 (2007/05) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
読了。
ジャンルは「青春ミステリー」だそうです。
【あらすじ】
高校の同級生が死んだ。自殺らしい。
夏休み中の話だ。
警察の息子とヤクザの娘が事件の真相を追う。
【ネタバレなし感想】
巻末の解説で「ヒロイン(ヤクザの娘)はツンデレ娘」という意のことが書いてありました。
ああー、確かにツンツンしてデレデレしてたかも…。
ツンツンというか、ヒステリックで情緒不安定な女の子だなぁと思いました。
感情表現が豊かです。
話が進むと冒頭の自殺らしき事件にまつわる真相がわかってきます。
私がミステリーを読んでいて「こいつが怪しい!」と決め付けたキャラは大抵犯人ではないのですが、今回は当たりました。
ただ、理由や内容についての推論は大いに外れていました。
とある描写を伏線だと踏んだのですが、大間違いでした。
ミスリードですかね。
それとも私が勝手に間違えたのか…。
主人公は、普通か普通以上にモテます。
高校二年生にして、女の扱いに慣れています。
「青春ミステリー」と言うからには、主人公とヒロインが青春しています。
異性交遊したり、自分の無力さを感じたり。
私にはこんな青春なかった!!
1988年の小説なので、携帯もメールもありません。
主な連絡手段は家電話です。
当然、息子にかけたのに、親父が出たりします。
登場する高校生キャラクターの多くが喫煙者です。
「不良」というアイコンとして煙草が出てくるわけではありません。
また、「初めて吸っちゃった」という初々しさや、「未成年なのに吸っている」という後ろめたさなどもゼロです。
なんと言うか、当たり前に、日常的に喫煙しています。
漫画のキャラクターで言うと、「苺ましまろ」の伸恵姉ちゃんみたいな感じです。
苺ましまろ 3 (3) 電撃コミックス ばらスィー (2004/03/27) メディアワークス発行/角川書店発売 この商品の詳細を見る |
【初々しい喫煙シーンの出てくる漫画】
からくりサーカス (36) 少年サンデーコミックス 藤田 和日郎 (2005/02/18) 小学館 この商品の詳細を見る |
ジョージに萌える日がこようとは思わなかった…。
喫煙シーンが36巻かどうかは不明です。今、単行本が手元にないので。
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