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SFマガジン編集部編「ゼロ年代SF傑作選」

ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
(2010/02/10)
S-Fマガジン編集部

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【概要】
SFマガジンに掲載された「リアル・フィクション」を中心に選ばれた、短編8本。(長編シリーズの一部も含む)

【ネタバレなし感想】
「リアル・フィクション」というものを存知ませんでした。
60年代~80年代に考えられた、UFO、空飛ぶ車、チューブ型の道路、宇宙戦艦、タイムトラベルといったものとは少し趣きが違うようです。

この本だと、インターネット、オンラインゲーム、電子データ、遺伝子、という要素が多かったようです。
21世紀にもなると、電子網が発達していて日常に入り込んでいますから、それをさらに進めた未来を想定して書かれているんでしょうね。

文体や登場人物、特に女性キャラの描写が、ライトノベルや美少女恋愛シミュレーションゲームっぽいです。
実際、ラノベ作家やゲームシナリオライターが書いている小説が何本かありました。

叙述トリックとしての男の娘やネットスラングなどが出てくる他、「作者がオタク文化を通過したんだろうな」という話がいくつかみられました。

以下、簡易感想です。

「地には豊穣」
人間は、民族の文化や歴史を保っていけるのか、もしも、民族の伝達経験が無かったらどうなるのか、というようなことが書かれていて興味深かったです。
これは、未来の話ですが、すでに、現代日本でも和服を日常的に着ている人は少なくなっていますからね。

「おれはミサイル」
ミサイルを装備した戦闘機視点のお話です。
軍事、兵器用語が沢山出てきますが、実在のものなのか創作のものなのか分かりません。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/09/12(日) 12:44:22|
  2. 読書感想文(小説)

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