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映画「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」感想

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 [DVD]マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 [DVD]
(2008/09/17)
ダスティン・ホフマンナタリー・ポートマン

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【あらすじ】
発明家のマゴリアムおじさんが営むおもちゃ屋は、魔法の力で動いていた。
ピアニストとして神童扱いを受けていた女性モリーは、おもちゃ屋の支配人をしている。
ある日、おじさんは、モリーに店を譲り引退することにする。
店の経理を担当する会計事務所の男ヘンリーは、冗談のきかない堅物だった。魔法も信じていない。

【途中までネタバレなし感想】
変わった帽子を収集し、毎回違う帽子をかぶった男の子が登場します。
彼の帽子は、他の子より優れすぎた知能、周囲から浮いてしまい友達が作れないことを端的に表しているものかと思います。
個性があるのは良いことですが、それが人間関係を築くことを阻害してもいます。
実際には、自分から「一緒に遊ぼう」と話しかけられないという性格のため、いつも一人なのですが。
彼は、友達ができるのもいいかもしれませんが、ずっと一人でも、何かしら成し遂げられそうです。

カラフルで不思議な映像でした。

人生の長さその退場方法に関するイメージが独特でよかったです。

モリーにとってのピアノとは一体なんなのでしょうか。
彼女が輝ける部分は、ピアノの動きをする指なんですが、店を継ぐとなると、本格的なピアニストは無理ですね。

象徴的な要素は沢山あるんですが、その絡み合いの解釈が難しいかもです。
すごくシンプルな筋なんですが。

リア王のセリフは存じませんでした。シェイクスピアという有名で語彙も豊富であろう方が、あんなにも素朴な一文に収めたのですね。

四つダイヤルがある扉は、はうるっぽかったです。

【以下、ネタバレあり感想】

おじさんが明日死ぬという日時まできっちり分かっているわけですが、その理由が、若い頃お気に入りの靴を一生分買って、今はいているもので最後だから、というのが面白かったです。
どうやって、一生分の数を把握して注文したのとか謎すぎて完全ファンタジーなのですが、寿命というものはそんなものなのかもしれないと思わされました。

彼は、死んだ。 わぁさっぱりー。

おじさんの魔法がきいている内は、紙飛行機が飛び続けるのですが、死んでしまったので重力が働いて足元に落ちてしまうのです。丁度、最後の靴の前でした。

帳簿をつけてなくても、お店を経営できるんですね。
ケロロ軍曹の人形があったような…。日本から輸入したんでしょうか。

ヘンリーは、一人で店番してた時に人形に話しかけてたくらいですから、結構芝居癖があるんでしょうね。
だから、帽子少年の部屋で白熱した芝居をして、お母さんに引かれていたわけです。
見知らぬ大人がわが子の部屋に上がり込んでいたら、親としては不安なんでしょうね。
視聴者的には、ヘンリーが友達になれてよかった、大人と子供が友達だっていいじゃない!という感じですが。

そもそも、母親が「誰かに話かけるのよ」とアドバイスした直後、ヘンリーに筆談で「Hi」とあいさつした時は、ミュータントを友達にする気かよ!チョイスおかしいだろ!と思いましたが、少年は、知能レベル的には大人と遊ぶのが丁度よいのかもしれません。

おじさんが死に色のなくなったお店は、売りに出されます。
店を買おうとした時の少年が大人びているのに、「おこづかい」とか言ってるのがかわいかったです。
店の窓越しに筆談するシーンは、少年が最初にヘンリーにコンタクトした方法と同じというのが良かったです。

病院での少年、紙袋から色々出してましたし、廊下を滑るように移動しているように見えたのですが、彼は魔法使いなんですかね?

キューブが飛んだあと、キューブそのものがモリーになりました。
つまり自分自身を信じれば魔法が使えるのです。
ピアニストにはなれなかったかもしれませんが、音楽センスが魔法に生きているようです。
ピアノ弾きのバイトは、てっきりやりたくてやってることだと思ったのですが、場末のピアニストって感じでお望みじゃなかったのでしょうか。

少年が魔法使いだとして、彼は、自分というものを信じているということでしょうかね。

just…ただの、というのがよく出てくる単語でした。

ラスト、店が命を吹き返したシーンですが、これは、ヘンリーが魔法を信じてくれたからというのも大きいのではないでしょうか。
どこからともなく子供達が押し寄せたので、その子達が実在するのか心配になりました。

予想したラストとは違いました。
以下、予想ラスト。
モリーは、おもちゃ屋をやめプロのピアニストになるが、時々お店に遊びに来る。
少年が支配人になり、ヘンリーは専属会計士になる。店は大きくなる。
ヘンリーと少年の仲を母親が認める。
ヘンリーとモリーが恋人になる。

これだとハッピーエンドすぎるんですね。

テーマ:DVD - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2010/07/17(土) 03:32:15|
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