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映画「最凶女装計画」感想

最凶女装計画 [DVD]最凶女装計画 [DVD]
(2009/12/02)
ショーン・ウエイアンズマーロン・ウエイアンズ

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【あらすじ】
ヘマをして地位の危ういFBI二人組が、名誉挽回の為に立候補したのは、性悪セレブ姉妹の護衛輸送。(姉妹のわがままさも知らずに、「俺たちがやります」と言ってしまった。)
姉妹を車に乗せて走る内、姉妹のペットである犬が窓から落ちそうになり、それが原因で事故ってしまう。
顔に傷を負い人前に出られなくなったセレブ姉妹に代わり、FBI二人組は、黒人男性から白人女性への奇跡の変身を遂げる。
全身特殊メイクによる変装は、意外と見破られることなく、そのままパーティに参加することに。

【途中までネタバレなし感想】
黒人差別に関するネタがありましたが、ギャグテイストでした。
せっかく白人が差別用語とか言わないように気にしてるのに(なんともセレブっぽいというか、私は黒人団体に寄付してるわ!みたいな感じもあり)、当の黒人が「ニガー」と言ってしまっていたり、白人女大好物の黒人男性が登場したりという状況でした。
極度に配慮するのもまた差別なんでしょうか。

男女の性差についても重要な要素でした。
男には女の気持ちが分からないし、女には男の気持ちが分からない。
そのすれ違いを、女装することでどう埋めるか、という事が描かれています。

ジェンダーや人種問題を扱っているというと、どんなに重くてややこしい話だ、と思われるかもしれませんが、馬鹿しか出てこない明るい映画です。
緩急的な意味で谷やしんみりもありますが、おおむねコメディです。
白人も黒人もスポーツ選手もFBIもセレブも貧乏も大人も子供も金髪も黒髪も男も女も異性愛者も同性愛者も皆等しく馬鹿にしたキャラ設定です。
これぞ平等な世界。
馬鹿と言っても、「愛すべき」「憎めない」が頭につきます。

ノリがよくて、でも、イイハナシダナーという感じでした。

下ネタが多いので、家族で見るのにはお勧めできません。

【以下、ネタバレあり感想】
セレブ姉妹の女友達3人組から見て、偽姉妹の方が良かったそうです。
FBIの二人は口こそ悪いですが、本物の姉妹よりはわがままじゃないと思います。
それに、踊りが上手く、悪者は素手で倒し、友達想いです。

女装キャラが男丸出しになるシーンって楽しいですね。
ドスの聞いた声での罵倒とか、全力ダッシュとか。

黒髪の友達キャラは、自分の容姿について病的にコンプレックスを持っていましたね。
どの服を試着しても、自分が醜いと落ち込んでしまうのです。
それに気を使って世話する偽セレブがいい人でした。
「プロに見てもらいましょう 精神科のお医者様はいませんかー」
の流れが笑えました。本来はデリケートな問題なんでしょうが。
服のプロである店員のことじゃないのか!とツッコミたくなりました。

黒人は黒人音楽が好き、かと思いきや、バスケ選手の彼は、白人音楽大好きだったんですね。
金髪美女が大好きなようで、白人女性歌手の名前を出したら食いついてました。

ライバルセレブ姉妹は嫌な奴ですが、常に負け戦な所が哀れです。
彼女達の父は破産していたようです。MCハマー級の破産。
誘拐計画の主犯がライバルセレブの父で、実行犯が、女友達3人組の内の一人が好きな男性、ですかね。
意外性がありました。

女装でバスケ選手とデートするシーンは、マナーが最悪でした。あれは、嫌われるためにワザとやっていたのに、それでも好いてくれるバスケ選手ってすごいです。
自分の欠点を指摘されても、僕のことをそんなに思ってくれるなんてと善意に取りましたし、最終的には銃弾から守ってもくれました。(白人女だと信じていたからですが)
FBIのもう一人もキャスターを守り交際がスタートしそうです。
愛する人を守る為に身を挺する男、というのは、王道ですが良いものです。
キャラ達が馬鹿だからこそ、余計にかっこよく見えます。

男性の為に自分を磨く女性。(世の男性的には、そんなのどうでもいいらしい。)
セレブ女子とのパジャマパーティーを通して、女性の努力を知った主人公は、ラスト、妻にお礼を言い褒めました。
たしかに、妻は、美容院に行ってるシーンありましたね。
仕事にかまけて妻を顧みなかったことにより冷えていた夫婦仲は無事回復しました。(←仕事することはとても大事だと思いますが)
浮気疑惑も晴れました。 
さらに独身の方の彼も彼女ゲットです。
二択クイズばかりしていたFBIの人達(どちらかを選ぶたびに「キモチワルイ」と返される)も活躍し、仕事に復帰できました。
女友達の一人は、都合の良いだけの女にならない、と毅然な態度を取ることができました。これは、パジャマパーティーでの偽セレブの言葉を受けてのものです。偽セレブが言ったのは男性の意見なんですよね。

丸く収まったハッピーエンドで、登場人物間の友情や愛情を感じられるストーリーでした。

バスケ選手と金髪君は、変な薬飲んだせいでアッーーーーー!!
バスケ選手は、筋肉モリモリでしたね。自宅の巨大パネルを見ると、ナルシストなのかもしれません。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2010/06/16(水) 22:40:01|
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