野良箱

同人漫画サークル

映画「ハンサムスーツ」感想

ハンサム★スーツ スペシャル・エディション 初回限定チェンジング仕様 [DVD]ハンサム★スーツ スペシャル・エディション 初回限定チェンジング仕様 [DVD]
(2009/03/13)
谷原章介塚地武雅

商品詳細を見る

【あらすじ】
定食「こころ屋」で亡き母の味を継いでいる大木琢郎は、デブでブサイクなせいで女性にモテなかった。
バイトに応募してきた美女・星野寛子に告白するが、失望されてしまう。星野寛子は、店を辞める。
大木琢郎は、ある日「洋服の青山」で、「ハンサムスーツ」(試着品)を手に入れる。
ハンサムになった大木琢郎は、光山杏仁として生きる。人気モデルとなる。
その頃、「こころ屋」には、ブスだが性格が良く仕事ができる新しいバイト橋野本江が入っていた。

【途中まで、ネタバレなし】
琢郎は、冒頭からブタ顔を晒し、ブサイク設定なのですが、開始数分、「こころ屋」で手早く料理する様は、いきなりかっこよかったです。ハンサムスーツ着なくても男前じゃないかブタ郎、と思いました。

星野寛子は、琢郎のくしゃみを避けませんでした。私は画面を見ていて避けそうになりました。
CGか合成だと分かっていても、こちらに飛散してくる飛沫は嫌なものです。それがイケメンのものでも避けます。

学生時代の三つ編み星野寛子がかわいかったです。
寛子の回想を見ればすぐ分かるのですが、寛子は昔、父と訪れたこの店で、琢郎の優しく寛大な心に触れ、惚れていたのです。
でも、ここで両想いになったら、映画が終わってしまうので、そうは行きません。

とあるシーンで、石田純一さんが一瞬登場します。ご本人に「トレンディー」というセリフを言わせるとはw

全体的に流れる曲が15年~20年くらい前の邦楽な感じです。

どういう展開でどういったオチに行くのか読めませんでしたが、これ以外にない着地だったと思います。

【以下、ネタバレあり感想】

橋野本江役は、脚本家の嫁ですよね。演技うまいですね。
ブス扱いに慣れている、「これで美人だったら最高」な女性、と思ってたら、ブスになれるスーツ「ブスーツ」を着た星野寛子だったんですね。
つまり、星野寛子は、見た目だけじゃなく、性格も本当にいいんです。
それなのに、琢郎をはじめ男達は、寛子の顔や外見しか見ていないのです。
寛子は、自分の中身を見てほしかったんですね。それで、ブスーツを。

美男美女は、そういう悩みがあるのかもしれません。
他のフィクションでも、イケメン君が、「みんな俺の顔しか見ていない、でも、この子は俺の心を好きになってくれた」とギャルゲーキャラにハマるエピソードがありました。
女性誌の「男をオトす特集」的なものでも、「顔のいい人は、もうそれを褒められるのには慣れていてなんとも思わないので、別の部分を褒めよう」とか書いてありますし。美形男性の中には、ルックスを褒められても、内心、「また俺の見た目で『惚れた』とか抜かしてんのかこの女は…」とうんざりしている人もいるかもしれません。

このお話では、本江(本当は寛子)と琢郎が、小さな幸せ探しをしながら「こころ屋」に帰っていくシーンが重要でした。
試着品の「ハンサムスーツ」とは違い、お湯に濡れても変形しないけど、着ると脱げない「パーフェクトスーツ」。
琢郎は、琢郎とハンサム杏仁、どちらの人生を生きるか選択を迫られます。
「パーフェクトスーツ」を着てはじめて、自分は、大きな幸せの為に小さなたくさんの幸せを失ったことを知ります。

映画最初の「こころ屋」場面で、すでに幸せ者ですからね、琢郎は。
沢山のお客に囲まれていますし、気の会う友達もいます。

琢郎を孤独なキャラにしなかったのは、そして、「こころ屋」を潰れ掛けの閑散とした店にしなかったのは、この展開の為だと思います。
もし、「琢郎がぶさいくゆえに、まったく客の入らなかった店だけど、ハンサムスーツを着たら繁盛した」というストーリーだったら、また結末も変わっていたかもしれません。

パーフェクトスーツの脱ぎ方がこわかったです。手首あたりをカッターで。きゃー。
全然グロじゃなかったですけどね。スーツの下のリストバンドが出てきただけなので。
押すと音楽が鳴るチップ、というのは伏線だったんですね。
良く見ていたら、寛子=本江であると分かったはずなんですよ。

それにしても、ハンサムスーツはいちいち掃除機で吸わないと駄目なんですか。そこら辺、青山の科学力でなんとかできないのですか。こういう無駄なアナログ感が面白いですね。

テーマ:コメディー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/05/23(日) 13:12:16|
  2. 映画感想

FC2Ad