野良箱

同人漫画サークル

ゴムの木 露出した根を土で埋めた

根を埋めた

正しい育成方法か不明です。悪影響等ありましたら、追記します。
黄色がかった棒は、ゴムの木ではなく、後から立てた支柱です。
右端の葉は、別の植物でしょうか。

【追記】
その後何度か埋めましたが、相変わらず根が上に向かって生えるので、より大きな鉢に引っ越しました。

↓植え替え作業は、こちらのエントリーにまとめています。
http://norabako8.blog93.fc2.com/blog-entry-1383.html

テーマ:サボテン・多肉植物・観葉植物 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/07/27(金) 20:49:02|
  2. 日記

創元ライブラリ 「中井英夫全集[9]月蝕領崩壊」感想

中井英夫全集〈9〉月蝕領崩壊 (創元ライブラリ)中井英夫全集〈9〉月蝕領崩壊 (創元ライブラリ)
(2003/10)
中井 英夫

商品詳細を見る

【概要】
中井英夫の日記・エッセイ「月蝕領宣言」「LA BATTEE」「流薔園変幻」「月蝕領崩壊」を収録。
自分をA、同性の伴侶・田中貞夫をBと称し、日常のささやかな喜びや、Bの闘病にまつわる葛藤を書き綴っている。

【感想】
物語ではなく日記なので、ネタバレってこともあまりないでしょうから色々書いてしまいますね。
裏表紙のあらすじにも既に書かれているんですけれど、Bが重病になってしまうのです。

それでもまだ、変なキャラを作る余裕あるんですよ。
耽美で大げさで笑える半分以上嘘っていう幻想怪奇小風エッセイを書けていて。
この芸風、とても好きですよ。

自分の住んできた建物にいちいち名前を付けているようです、黒鳥館、流薔園、月蝕領など。
大まかに言えば、「今度、月蝕起きるのが丁度オレの誕生日だから、その日、月蝕領の主人になるわ!」で事足りることを、長々と書いています。文体も特徴的なので引用しますね。

【その日、おそらく私の生誕したと同じ時間に、月はこの醜い地球の影に徐々に涵され、ついに窮まって暗緑色に輝き出すそのひととき、私はあらゆる手段・あらゆる奸智を弄してでも月蝕領主にならねばならぬことを知ったのである。】

ウザ美麗で良いですね。

現・領主の柿沼氏は、元サーカス団長で、ライオンに右肋骨を二本食いちぎられたというプロフィールを持ち、「月の光で皮膚が焼けるんですよ」と主張する男です。
Aは、すぐに「サーカス団長なればこその美しく凄まじい月光浴だった」と理解します。
その後の、価値観は綺麗だと思いました。

【夜に生き、荒野に生きるこことの意味。
 もともと虎にしろ縞馬にしろ、本当は月の光の中を跳ぶ時だけ虎であり縞馬なのではないか。闇の中に溶けて名づけがたい何者かが、その一瞬に限って名前を与えられ、またすぐ無明の闇に帰ってゆくというのが、それらの生物の正しい在り様なのだから。】

Aは、純粋な探偵小説が書けなくなった訳を次のように説明しています。

【そうだ、私はこの月蝕領の存在に魅かれすぎ、ほとんどそれに同化したがっているといったら、少しは近い説明になるだろうか。】

「そうだ」の時点で、「今思いついた」感が半端なくてしかも意味不明。

そして、Aは、領主・所長である柿沼氏の殺害を決意します。(ここまでほぼ全部嘘。実在の過去作品や作家に関する考察は素だと思われる。)

お約束なのですが、所長の返り討ちに遭います。もう、ワイン出された時点で嫌な予感しかしませんでしたもの。

【所長はなぜか急に冷ややかな眼になっていた。急速な悪寒が私を襲った。
 ・・・・・・・・・・・・・・
「痺れ薬をたくさん仕込んでおきましたから、まあそこで涎れでも垂らしていて下さい」】

そしてAが受ける二つの刑は、「露台に繋がれ全裸で月光浴」と「最後の小説を期限までに書くこと」です。
間に合わなければ「お望み通り月蝕の日に処刑してあげます」とのことでした。
所長はAに変装して原稿を出版社に持っていくと言います。その姿は、どう見ても、A本人でした。そして、書かされているのが、この「殺人者の憩いの家」です、という話。

多分、ウィリアム・ウィルソン、吾輩は猫である(安物のワインを高級品と偽って飲まされていたのに気付かずその気になってたのを密かに笑いものにされてたあたりが似てる)、ファウスト、ミザリー(追記…失礼!ミザリーの方が、後に書かれたものでした。)等が混ざってます。他にも元ネタありそうな珍文でおもしろく読ませていただきました。

所長のセリフが身も蓋もなくて笑いました。

【「いいですか、あなたが探偵小説を書かないのは、ただ怠けているだけだと自分でも分かっているでしょう。だから、私がこうして鍛えてあげます。」】

その前の、「月蝕領と同化したいから云々」は、やっぱりデタラメなんですかね。
「幼いころから自分を、自殺、発狂いずれかで罰したかったけど、もう一つおぞましい手があったではないか、殺人だ。」みたいな事書いてましたけど、見事に全部叶ってゆくと予感させるラストでした。

この次の「ポオ断章」からは、もうすこし柔らかいエッセイになってます。
ポオとボードレールの顔、おでこの鉢が稀代の悪相で、はじめてみた少年時代に身震いした、だって、女好きで浮気者、酒乱、DV男の父親にそっくりなんだもの。という内容はエディプスコンプレックスっぽくて興味深いですね。
結局、Aは、作家達の虜になっています。しかし、父は自分にあのおでこを遺してくれなかったから、彼らの衣鉢を継ぐことはできなかった残念、というオチ。
額の鉢張りと、衣鉢(僧侶の纏う服と鉢、転じて、師弟の奥義伝承の意)が掛かってるんでしょうか。

Aは、本を出しても表立った批評を受けた事がなかったのですが、ある時、若者からの読者カードが殺到するというブレイクを経験します。この時A氏の取った行動が好きです。

【私はあらぬ方向に逃げ出すということしかできなかった。何とかして期待を持たれぬよう、できるだけ興味を持たれぬようというのは僭越すぎるいい方だろうが、そうでもしなければ恥ずかしくていたたまれなかったのである。】

同体験をしたことがなくても想像がつく心境で、可愛いです。実際その立場に置かれたらたまったもんじゃないでしょうけど。素直に喜べる人は、そのままでいてほしいです。

「翼のあるサンダル―あるいは蟾蜍(せんじょ)」は、SF日記状態でした。
要約すると、

玄関前で老人が足踏みを続けてたんだけども、まるで神聖な祭壇に続く見えない階段を上ろうとしているようだった。ひょっとして、この時刻この場所に出現するはずだった階段が、私が居合わせたせいで秩序が崩れ消失しちゃったんじゃないの!?もうちょい時間ずらしたら、老人が空に昇ってく所見られたかもしれないのに。
その後、再会した老人はこう言う、「あんたは儂を二か月に見かけたというが、ここにくるのは十年ぶりじゃし、階段を上ろうとしてたんじゃなくて、地(つち)の中に沈もうとしてたのに。」
「それではまた十年後に…」と云い彼は立ち去った。

というものです。
多分、オレん家の玄関前で老人が足踏みしてるのを見たよ、って所までが実話だと思うんですよ。そこから膨らませてこんな話になってしまったのでは。

「LABATTE」では、テレビ、時事、家族、作中キャラクターの名づけについて、など随筆が続いた後、53本目の「分身」で初めて、Bが登場します。

【分身。
明らかなドッペルゲンゲルの存在など、まず大方は信じないだろうが、私にはそれがいた。いて、くれた。少なくともこの三十二年間はそうだった。】

25歳と26歳で出会い、二人は当時で57~58という所です。

【要するに私は、あと六週で終るこの連載のどんづまりになって、他ならぬ分身の死を克明に記すよう、天帝から命じられたのである。】

【分身、と呼ぶのはもうよそう。田中貞夫。呼び名はB。】

以下、長文に付き、格納。
【“創元ライブラリ 「中井英夫全集[9]月蝕領崩壊」感想”の続きを読む】

テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012/07/17(火) 00:52:52|
  2. 読書感想文(小説)

三浦しをん「舟を編む」感想

舟を編む舟を編む
(2011/09/17)
三浦 しをん

商品詳細を見る

【あらすじ】
辞書作りに人生を掛けてきた荒木は、定年退職する松本先輩の為にも、後継者となる社員を探す事にする。
チャラい男・西岡が「辞書向けの人材」として挙げたのは、同社他部署の馬締(まじめ)だった。
彼らは、言葉の海を渡る舟たる辞書「大渡海」を編み始める。

【途中まで、ネタバレなし感想】
本屋大賞1位で映画化も決まっているらしい作品です。
帯やカバー下に、漫画家、雲田はるこ先生による装画が入ってますので、キャラの公式ビジュアルは全部把握できます。

ストーリー的には、辞書作り職人達の生き様を描いた熱血人間ドラマです。
そこに、淡い恋愛要素や夫婦愛、友情、師弟関係もちょっと入っている感じで、「絵があるからライトノベル」というよりは、女性漫画家が青年誌に描く実写化しやすそうな一般小説、という印象です。

目次としてはっきり章分けされているわけではありませんが、複数視点で進行しますから、主人公交代制のオムニバス形式に近いものとなっています。
と言っても、一つの長編を時系列順に進めていますので、難しくありません。

馬締は、変な所にこだわる、キモイと言われる、本ばかり読んでいるが言語化能力が低く他人に考えを伝えるのが下手、髪がぼさぼさしている、リスみたいにせかせか動く、周囲に変わり者扱いされている、など、発達障害の大人っぽいキャラですが、それが辞書作りにとても向いているんです。人間としても、それこそが魅力だと思いますよ。
彼には、現象・言葉の分類、関連付け、整理に美を見出す性質があります。

馬締は、対人スキルが低いのですが、その辺、西岡が大得意なのです。
情報収集や他者のコントロールなど、営業能力に秀でています。
この部署に最初から馬締みたいな人しかいなかったら成り立たなかったでしょう。
各人の長所短所を補い合って一つの物事に取り組んでいくのです。

辞書の手触りにはぬめり感が必要、そんなの考えたことなかったです。
厚みを押さえつつめくりやすい、文字が映える、目に優しい色合い…。印刷や紙も重要事項なんですね。

「恋愛」「愛」の項目で延べられるのは、本当に「異性を慕う」「男女間の」じゃないと駄目?という疑問は、別に作者が腐女子だから出てきたわけでなく、現実にも気になった人いると思いますよ。それ、限定していいの?と。

見出し抜けミスが発覚し入れ直した言葉、そしてあとがきに入れられた名前。象徴的ですね。

度重なる校正、相次ぐトラブル、バイト総動員、途中で別の辞書改訂や他ジャンル百科の作成業務が入る、など、きっと出版業界あるあるなのでしょう。

さくっと短時間で読めました。
読了したら、改めて本書装丁カバーを見直すことをおすすめします。

以下、ファンアート(らくがき)
まじめ 

馬締の後ろに垂れ下がっている紐は、寝ながらにして電気の消点灯ができるようにしてあるもので、作中では「無精紐」と称されています。

【以下、ネタバレあり】
【“三浦しをん「舟を編む」感想”の続きを読む】

テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012/07/15(日) 17:39:36|
  2. 読書感想文(小説)

夏へと続くドアとか別に探していない猫達

63万ヒットありがとうございました

630000_20120709163110.jpg

昔見た夢を絵にしました。
  1. 2012/07/09(月) 14:57:57|
  2. カラーイラスト

【無料完結WEB漫画】ドント・タッチ・デンジャー【百合SF・全6P】


ドント01クロタイツ 黒手袋 白手袋 シアン 水素 制服 セーラー服

ドント02

ドント03

ドント04

ドント05

ドント06

キャラクターデザイン(シロ、クロ)・企画:AQさん
設定・脚本・作画:舵木

以前、パラレル×百合がテーマの合同誌で描かせていただいた1.5次創作漫画です。
二人の女の子があらかじめ設定されており、彼女達の基点から、様々な並行世界を垣間見る、という企画です。
各作家が、一つの世界を担当します。

他所では、母娘であったり、無限増殖クローンになっていたりしたようです。シュールな非日常を送っている彼女達もいました。

「他の誰かが、異次元でこの子達を幸せにしてくれるだろう」と、人様からお借りしたキャラをこんな目に遭わせました。

同人誌では、トーンを多用しておりましたが、キャラクター名に合わせて白と黒のみで構成することにしました。
数年前の作品なので、気づけば、キャラクター線画をほぼ全部書き直してました。

【WEB漫画ランキング参加中です】
↓アイコンクリックで投票画面へ
 

テーマ:自作イラスト - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/07/02(月) 11:32:00|
  2. WEB漫画

FC2Ad