野良箱

●WEB漫画●日記●読書感想●猫写真●昆布漁●

ササキバラ・ゴウ『〈美少女〉の現代史 「萌え」とキャラクター』

「美少女」の現代史 (講談社現代新書)「美少女」の現代史 (講談社現代新書)
(2004/05/20)
ササキバラ ゴウ

商品詳細を見る

上の表紙画像は、私が買ったものと装丁が違います。

【概要】
漫画・アニメ・ゲームにおける美少女という概念を説明しつつ、美少女に萌える男性そのものについても論じている。

【感想】
美少女の誕生から、その歴史が書いてありました。

絵的な面、精神的な面、色々な角度から美少女を語っていました。

美少女に萌える男性心理が複雑で面白かったです。(あくまでも、著者の考えなのでしょうが。)

見る立場として純化してしまっている分、いざ、見られる側となると、あえて醜くぶざまな形をとって表してしまう。「紅の豚」のポルコのように。

美少女を傷つける存在としての自分を意識することで、美少女を手に入れることは出来ず、結果、美少女は、誰にも傷つけられない完全な存在になる。 という感じらしいです。
「カリオストロの城」のクラリスがまさにそれだそうです。

男性心理を見透かして美少女漫画を描く女性、という例も挙げられていました。

ロボットに乗って戦う根拠も、美少女に愛される根拠もない男性達。
「根拠」という言葉が何度も出てきました。

ギャルゲー、エロゲの中の美少女についても描かれていました。
プレイヤーが主人公の行動を選択し、美少女達への責任が生じることで、その美少女達が、薄っぺらい絵ではなく魅力的な存在になるのだといいます。

プランツ・ドールという漫画は知りませんでしたが、読んでみたくなりました。

宮崎駿監督作品を、完全に美少女アニメ扱いしていました。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/05/09(金) 19:34:39|
  2. 読書感想(小説)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

東野圭吾「黒笑小説」

黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)
(2008/04)
東野 圭吾

商品詳細を見る

【概要】
13編の短編集。
内、最初の4編は文壇を舞台にした連作。
帯には「偉そうな顔をしていても、作家だって俗物根性丸出し! 俗物作家東野がヤケクソで描く文壇事情など13の黒い笑い。」と書いてあります。

【途中までネタバレなし感想】
結構ページ数があるのに、サラっと読めました。

イジワルで下品で馬鹿な話がずらりと並んでました。

人前で朗読するのは恥ずかしいけれど、自分一人で黙読するにはとても面白いと言った感じです。

文壇を舞台にした話には、落ち目のベテラン作家寒川と作家気取りの新人熱海が登場します。
二人とも、痛々しくもあり、微笑ましくもありました。
基本的には悪い人たちではなく、一所懸命小説を書いている+人間臭い功名心があるってだけなので、彼らを笑うのはちょっと可哀想です。

【以下、ネタバレあり感想】
【“東野圭吾「黒笑小説」”の続きを読む】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/05/09(金) 19:15:19|
  2. 読書感想(小説)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

神のみぞ知るセカイ第3話・第4話/さよなら絶望先生第137話感想 他