【あらすじ】
新潟県湯沢で、老女が殺された。
被害者は、かつて宗教団体の教祖だった。
主人公の刑事・鳴沢了は、新米刑事・大西海と共に事件を追う。
鳴沢の家は、祖父、父と、三代続いて警察官である。
【途中まで、ネタバレなし感想】
目次を見ると第十一章まであることから、「十一個の事件を解決するのか?」と思って読み始めましたが、違いました。
全章通して、同じ事件を扱っていました。
事件の捜査がメインですが、再会した同級生女子との関係、親子間の溝なども描かれていました。
鳴沢は、まだ20代の割りに渋いです。が、一方で青臭いところもあるような気がします。
鳴沢とコンビを組んだ大西は、最初、鳴沢に説教を食らってばかりいましたが、大分成長したようです。
【以下、ネタバレあり感想】
【“堂場瞬一「雪虫」”の続きを読む】テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2008/05/29(木) 19:24:02|
- 読書感想文(小説)

母の東京土産は、ローゼンメイデン単行本7巻初回限定版(真紅フィギュア付き)でした。
7巻は、すでに持っていましたが、限定版ではありませんでした。
私「ありがとうお母さん。」
母「これ見てると、あんたの『劣化真紅』を思い出すね。」
「劣化真紅」って、「エミリー」のことかーーーーー!!
※「エミリー」とは、私が
以前描いた漫画の主人公である。
彼女は、家族皆から「劣化真紅」と呼ばれた。
母は、他にも土産を持ってきました。
小説を5冊買ってくれたのです。
内2作は、既読でした。
読んだよこれー。かぶってるよー。
テーマ:日記 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2008/05/25(日) 23:08:30|
- フィギュア
上の表紙画像は、私が読んだものと装丁が違います。
【あらすじ】
外国人名の署名で始まる短編小説の後に、何者かにより辛口コメントがつけられている。
次の短編からは署名が消える。
短編の末尾には、またしてもコメントが。
こうして、次々に短編小説が書かれていく。
やがて、短編小説の「書き手」と「コメント主」の素性が明らかになっていく。
二人は一体どんな関係なのか。
なぜ、短編小説を書いているのか。
【ネタバレなし感想】
読み始めたら、最後まで読むべきお話だと思います。
メタフィクション的手法がとられています。
恋愛、性愛がメインテーマの小説は、なんとなく敬遠してました。
あらすじを適当に見たせいで、ミステリだと思い込んでこの本を手にとったわけですが、実際にはミステリではなく、上記のテーマを含んでいました。
それでいて、ジャンル不明でした。
作中の、短編小説の「書き手」と「コメント主」の関係が、とても微妙なものなのです。
【以下、
ネタバレあり感想】
【“松浦理英子「裏ヴァージョン」”の続きを読む】テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2008/05/23(金) 21:11:47|
- 読書感想文(小説)
上の表紙画像は、私が買ったものと違います。
【あらすじ】
頭のいいハンスは、神学校の入学試験に挑む。
【途中までネタバレなし感想】
題名は、えらく有名なので聞いたことありましたが、ちゃんと読んだ事がありませんでした。
主人公のハンスと一緒に一喜一憂したい方は、裏表紙のあらすじを読まない方が良いかと思われます。終盤までの大きな流れが書かれているので。
(私は、購入の際あらすじを読みましたが、本文を読む頃には脳内消去され、まっさらな状態でした。)
著者の自伝的小説だそうです。
著者の経歴が、ハンス・ギーベンラートとヘルマン・ハイルナーという二人の少年に振り分けられています。
幼年期、少年期、青年期を凝縮し、短期間で駆け抜けるようなお話でした。
自然や植物の描写が美しかったです。
【以下、
ネタバレあり感想】
【“ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」”の続きを読む】テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2008/05/21(水) 21:02:01|
- 読書感想文(小説)
【あらすじ】
「夕凪の街」…原爆投下から10年後の広島が舞台。
「桜の国」…原爆投下から42年後から52年後の東京と広島が舞台。
原爆2世が主人公の物語。
【感想】
広島弁がかわいかったです。
女性が作務衣のようなものを着てくつろいでいる様子がよかったです。
生き残った原爆被害者が、過去に囚われたり、罪悪感を持ってしまうような心理が描かれていました。
幸せになって、ようやく体の力を抜いて生きていけると思ったのに…。
「桜の国」で、2ページ連続1コマ断ち切りが続いた箇所が良かったです。
グロが苦手な私ですが、原爆を表現した箇所が少なく、割とソフトな描写だったので、ちゃんと直視できました。(それでも十分インパクトがありました。)
重いテーマを扱いつつも、軽妙なやりとりや、ギャグ、小ネタがあって、和みました。
一人一人の人間が、ちゃんとそこに生きているように描けていたと思います。
回想シーンの絵が優しかったです。
目が見えないという描写は、真っ白のコマに文字だけだったのですが、それが印象的でした。
その場面は、何かの本でも紹介されていました。
原爆に関する話を描くくらいだから、作者さんはよほど原爆に強い思い入れを持っているのかと思っていましたが、あとがきを読むとそうでもありませんでした。
むしろ、原爆というものを避けていたそうです。
それでも、広島出身ということで、体験談などは学校で聞かされていたとのことです。
作者さんは、この作品の執筆にあたり、色々調べたようです。
テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2008/05/20(火) 19:49:55|
- 読書感想文(漫画)
【あらすじ】
辺境ライター高野氏が出会った外国人とのエピソードが描かれている。
全8編。
外国人と一緒にいると、普段住んでいる東京が、異国「トーキョー」に見えてくる。
【感想】
著者の語学習得方法が色々書かれていました。
何ヶ国語も話せるようになっているし、外国文学の翻訳もしているし、ものすごいインテリぶりなのですが、著者近影の容貌と気さくな文体から、全くそれを感じさせません。
外国人とのユーモラスな会話の中に、彼らと母国のシビアな現実が見え隠れしていました。
テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2008/05/19(月) 18:09:40|
- 読書感想文(小説)
【あらすじ】
大学入学のためアパートに引っ越してきた椎名は、河崎という男と出会い、本屋を襲うことになる。
狙うのは、一冊の広辞苑。
モデルガンを持ち、ボブ・ディランを歌いながら、裏口のドアを蹴るのが椎名の役割だ。
以上のように始まるのが、「現在」パート。
「二年前」パートの主人公は、ペット店店員の女性。
彼女の恋人は、ブータンからやってきた留学生ドルジだ。
ペットショップからいなくなった柴犬を探している途中、車に轢かれた猫を見つけ、埋葬することになる。
近頃、何者かによるペット殺しが頻発していた。
「現在」パートと「二年前」パートが交互に並んでいる。
【途中までネタバレなし感想】
映画版の感想はこちらです。読みやすく面白かったです。
あーー、また騙されたー。
何度この手のトリックに騙されればいいのでしょうか。
ペット店店長の麗子は、漫画かラノベのキャラのようだと思いました。
クール・無表情・大人系萌えキャラ?
ボブ・ディランの歌が出てくる小説は、いくつか読んだことがあると思います。
彼の歌(特に昔のヒット曲)は、既に評価が固まっている感があるので、作中に引用しても陳腐になる心配がないですね。
何気ない会話や行動が、物語の伏線になっていたり、「二年前」と「現在」で繰り返されたりしていました。
【以下、
ネタバレあり感想】
【“伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」”の続きを読む】テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
- 2008/05/18(日) 10:13:32|
- 読書感想文(小説)
【あらすじ】
男女5人が交わす手紙の文面のみで構成された小説。
人間関係が複雑に絡み合う。
女性週刊誌に連載された作品らしい。
【ネタバレなし感想】
全て「●●から■■への手紙」「●●から■■への電報」という形式をとっています。
これを読めば、よりよい手紙が書ける…のか?
すぐに役立つ文例集…なのか?
登場人物達は、時には醜い感情をぶつけ合っており、実際に文面を真似て書くのは止めた方がよいかと思われます。
どうやら、手紙を書く上で一番大事なのは、「相手は自分に関心がない」前提で書くことらしいです。
三島曰く、「世の中を知る、ということは、他人は決して他人に関心を持ちえない、もち持ち得るとすれば自分の利害に絡んだ時だけだ、というニガイニガイ哲学を、腹の底からよく知ることです。」だそうです。
作中に登場する「丸トラ一」が面白キャラでした。
彼は、やたらテレビ大好き人間で、彼にとっては、
カラーテレビ>>>>>>>女の出産
なのです。
ひたすらテレビ押しで、テレビを見てばかりいることを他の人に哀れまれると、次のように返しました。
「どうぞ、どうぞ、ほうっておいてください。僕にいっさいかまわずにおいてください。僕はこれで十分幸福なのですから。他人の幸福なんて、絶対誰にもわかりっこないのですから。」
5人のキャラクター達の立場が次々と変わり、また、騙し騙され騙しあいだったりして、読んでいて飽きませんでした。
裏の裏をかくストーリーです。
作中に、「三島由紀夫」の名前が登場します。
テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
- 2008/05/16(金) 19:30:13|
- 読書感想文(小説)
【感想】
手塚漫画の正式な後継作品として「GUNSLINGER GIRL」(ガンスリ)を挙げている本は初めて見ました。
この本では、初のストーリー漫画を手塚治虫の「地底国の怪人」だとしています。
「地底国の怪人」は、子供漫画に複雑な物語を持ち込み、近代的な悲劇を描いた最初の漫画だというのです。
そして、ガンスリが、まさに「地底国の怪人」を正しく継承していると書いてあるのです。
その類似点や、対照的な点などが詳しく論じられています。
【以下、ガンスリと地底国~のネタバレがあるため、白文字】反転させてご覧下さい。
「地底国の怪人」に登場する、兎を改造した兎人間「耳男」が亜人間であり、皆から「人間じゃない」と言われ、最後に「ぼく 人間だねぇ…」と言って息を引き取ったこと。
ガンスリに登場する少女達が義体であり「偽者」であること。そして、人間でありながら亜人間的な名を持つピノッキオが、亜人間である義体に殺されたこと。【白文字終わり】
ガンスリは、その作品自身が悪趣味で倫理的に問題があることに作中で言及し、そのことを読者に鋭く投げかけているのだといいます。
例として挙げられているのは、トリエラの担当官ヒルシャーが、児童スナッフビデオ(殺人ビデオ)を見ている場面、彼の上司のセリフ「こんな物を見て喜ぶ人間を こんなことが何件も 行われている事を 想像できないだろ?」の直後に、切開創もリアルなトリエラの手術シーンがあることです。
これにより、「こんな物を見て喜ぶ人間」という言葉が読者と作者自身に向けられているのだといいます。
相田先生が、本当にそう狙って描いたのかは定かではありませんが、少なくともこの本の著者伊藤氏はそのように受け取ったようです。
その場面、私も読みましたが、グロ耐性がない為、喜ぶ所か「痛そう!」とビビリましたよ。
オチのない四コマを並列してストーリー四コマとする例として、また、キャラが物語から乖離し「自律化」することの例として「ぼのぼの」が挙げられていました。
さらに、その流れで「あずまんが大王」も紹介されていました。
大阪「でも私としてはその胸が気になる」
榊(赤面)
2コマの間
大阪「ええなっ」
榊(赤面&汗)
の一本が画像つきで。
他に論じられていたのは、「コマ割り」のこと、「キャラとキャラクター」について、などです。
「ヒカルの碁」「NANA」「鋼の錬金術師」など、最新の漫画が取り上げられていました。
この手の本は、古い作品ばかり扱ってしまう事が多いので、結構珍しいと思います。
萌えとやおい、二次創作についても少し触れられていました。
- 2008/05/12(月) 19:44:26|
- 読書感想文(小説)
上の表紙画像は、私が買ったものと装丁が違います。
【あらすじ】
短編6本。第133回直木賞受賞作。
「トカビの夜」…文化住宅には、朝鮮人の兄弟が住んでおり、弟は体が弱かった。
外国籍の人は、今日以上に差別されていた。
主人公の日本人少年ユキオは、ある夜トカビに会う。
「妖精生物」…少女は、謎の男からクラゲのような目玉焼きのような、妖精生物を買った。
妖精生物は、瓶の中で砂糖を食べ、家に幸せを運ぶ生き物なのだという。
「摩訶不思議」…ツトムおっちゃんが死んで、葬式することになった。
棺を霊柩車で運んでいる最中、車が動かなくなった。さらに不思議なことが起こり…。
「花まんま」…主人公に妹が生まれ、彼は兄になった。
ある日を境に妹の様子が変わった。ノートに、学校ではまだ習っていない漢字を使って、聞き覚えのない名前を書いたり、急に「彦根」について知りたがったりした。
「送りん婆」…社長さんの母親は恐れられている。それは単純に、その母親が怖くて、嫁をいびっているとかそういうことではなかった。
「凍蝶」…鉄橋の裏側には、鉄道事故で死んだ人間の肉片が集まって出来た、鉄橋人間が住んでいるという。
被差別少年の主人公は、鉄橋人間と自分が似ていると思った。
【途中までネタバレなし感想】
全て、大人になった主人公が、子供時代を回想するという形の物語でした。
現実感のない箇所も多いのですが、昔の話ということで、記憶が色あせたり、脚色されているとも取れます。
舞台は、昭和40年代の大阪周辺です。
各話の主人公はそれぞれ別人です。
ホラーやファンタジー、オカルトの要素がありました。
人間の生死に関わる話が多めだったと思います。
昔を懐かしんでいるとはいえ、「あの頃はよかった」というだけのものではありませんでした。
蔑みや差別が生活に入り込んでいた様子が書かれています。
【以下、
ネタバレあり感想】
【“朱川湊人「花まんま」”の続きを読む】
- 2008/05/11(日) 21:06:37|
- 読書感想文(小説)
【概要】
世界の変わった法律を紹介する本。
その法律ができた背景や、日本における類似の法律などが書かれている。
【感想】
以下、印象に残った法律を。
「16歳以下の子供は、学校で煙草を吸ってはならない。」
学校の外でなら吸ってもよいそうです。
「教会でおならをした場合、終身刑に処す。」
厳しすぎる…!
「自殺をしたら死刑。」
すごい…。なんと言うか、ドラえもんののび太イズムを感じるお言葉です。
「月で脅迫行為を行ってはいけない。」
「金星で軍事演習を行ってはいけない。」
そもそもできないと思うんですが。
「ポケットモンスターのカードを国内にもちこんではいけない。」
イスラム教的に「偶像崇拝」「賭博」「進化論」「ユダヤ教」の観点から、ポケモンはまずいものなのだだそうです。
「違反行為をした警察官には、ハローキティの腕章をつけさせ、その姿で勤務させます。」
なんという、ファンシーポリス。
「鳥取砂丘の砂は、持ち帰ってはいけない。」
まさか、ここで「水曜どうでしょう」の名を目にするとは…。
「ゾウをパーキングメーターにつないだ場合、払う料金は自動車と同じでなければいけない。」
稀なシチュエーションです。
テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
- 2008/05/10(土) 07:14:52|
- 読書感想文(小説)
上の表紙画像は、私が買ったものと装丁が違います。
【概要】
漫画・アニメ・ゲームにおける美少女という概念を説明しつつ、美少女に萌える男性そのものについても論じている。
【感想】
美少女の誕生から、その歴史が書いてありました。
絵的な面、精神的な面、色々な角度から美少女を語っていました。
美少女に萌える男性心理が複雑で面白かったです。(あくまでも、著者の考えなのでしょうが。)
見る立場として純化してしまっている分、いざ、見られる側となると、あえて醜くぶざまな形をとって表してしまう。「紅の豚」のポルコのように。
美少女を傷つける存在としての自分を意識することで、美少女を手に入れることは出来ず、結果、美少女は、誰にも傷つけられない完全な存在になる。 という感じらしいです。
「カリオストロの城」のクラリスがまさにそれだそうです。
男性心理を見透かして美少女漫画を描く女性、という例も挙げられていました。
ロボットに乗って戦う根拠も、美少女に愛される根拠もない男性達。
「根拠」という言葉が何度も出てきました。
ギャルゲー、エロゲの中の美少女についても描かれていました。
プレイヤーが主人公の行動を選択し、美少女達への責任が生じることで、その美少女達が、薄っぺらい絵ではなく魅力的な存在になるのだといいます。
プランツ・ドールという漫画は知りませんでしたが、読んでみたくなりました。
宮崎駿監督作品を、完全に美少女アニメ扱いしていました。
テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
- 2008/05/09(金) 19:34:39|
- 読書感想文(小説)
【概要】
13編の短編集。
内、最初の4編は文壇を舞台にした連作。
帯には「偉そうな顔をしていても、作家だって俗物根性丸出し! 俗物作家東野がヤケクソで描く文壇事情など13の黒い笑い。」と書いてあります。
【途中までネタバレなし感想】
結構ページ数があるのに、サラっと読めました。
イジワルで下品で馬鹿な話がずらりと並んでました。
人前で朗読するのは恥ずかしいけれど、自分一人で黙読するにはとても面白いと言った感じです。
文壇を舞台にした話には、落ち目のベテラン作家寒川と作家気取りの新人熱海が登場します。
二人とも、痛々しくもあり、微笑ましくもありました。
基本的には悪い人たちではなく、一所懸命小説を書いている+人間臭い功名心があるってだけなので、彼らを笑うのはちょっと可哀想です。
【以下、
ネタバレあり感想】
【“東野圭吾「黒笑小説」”の続きを読む】テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2008/05/09(金) 19:15:19|
- 読書感想文(小説)
【概要】
江戸人の描くユートピア像を描いた論文。
【感想】
昔の文を多数引用しています。
ある程度読みやすく現代風にしてありましたが、古文の時間が苦手だった私には、少し難しかったです。
地の文も、内容が難解でした。
もっと単純に、江戸人が想像する桃源郷みたいなもの、場所、が描かれているのかと思いましたが、全く違いました。
本のメインは、歌舞伎や、詩、思想など、江戸の文学や文化、学問についてでした。
壷の中に仙郷があるという「壷中の天」が、唯一分りやすいユートピア像だったと思います。
- 2008/05/08(木) 18:03:46|
- 読書感想文(小説)

ラフをスキャン後デジタルでペン入れしたら、やたら描線が雑になりました。
なので、縮小して誤魔化しました。
綺麗な線を描いてる人ってどうやってるんだろう…。
- 2008/05/05(月) 09:12:30|
- カラーイラスト
シンガーソングライター、タテタカコさんのCDを買いました。
声変わり前の男の子が裏声で歌っているような、不思議な声質です。
ボーイソプラノというより、ボーイアルトって感じです。
好きな声です。
神調教の鏡音レンといった感じです。
曲は、基本的にピアノとボーカルのみで構成されています。(他の楽器も入ってます。)
一人称が「僕」で、二人称は「君」です。(「ボク」「あなた」の曲もあり。)
普通、こういった歌の場合、「君」は女子を指すことが多そうですが、声質もあいまって、少年が少年に向かって歌っているように聞こえました。
歌詞は、滅多に聞かないタイプで、ありがちではないものでした。
メッセージソングでもラブソングでもない感じです。
昭和の文学的な匂いが少ししました。
オリジナリティのある一枚だと思います。
テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽
- 2008/05/04(日) 23:55:50|
- 音楽
【概要】
中年男女(もう少し若い人もいるかも)が主人公の短編15作。
【途中までネタバレなし感想】
夢と現実の狭間のようなストーリーでした。
現実寄りの幻想と言うより、幻想寄りの現実といった感じです。
少しダークな展開をします。
人々の頭の中のイメージや、昔を思い出している様子が多く描かれていました。
【以下、
ネタバレあり感想】
【“阿刀田高「黒い自画像」”の続きを読む】テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
- 2008/05/02(金) 19:58:12|
- 読書感想文(小説)