野良箱

同人漫画サークル

映画「想い出のサンジェルマン」

想い出のサンジェルマン想い出のサンジェルマン
(1999/02/25)
ボリス・ヴィアン、ジュリエット・グレコ 他

商品詳細を見る

サンジェルマンに集う芸術家達を描いたドキュメンタリー映画。
詩人アルトーや作曲家でエンジニアでペット奏者でギタリストのボリス・ヴィアンなどが登場する。
〈ダブー〉という店に集う客層の変化や、音楽・ダンス・服の流行についても触れている。
著名人のインタビューあり。

【感想】
監督の名前が、某海賊漫画に出てくる海上レストランと同じです。

人々の服がかっこいいので、スケッチしながら鑑賞しました。
髪型とメイクもかっこいい。それは、メモれませんでした。

アメリカ文化の影響で、チェックシャツが流行したようです。

「絶叫詩」というスタイルがあるんですね。
叫ぶ詩人。
防音設備がない部屋だと、隣りの住人が迷惑しそうです。

ヴィアンのエヴィアン水。そんな駄洒落を言ってました。ヴィアンが。
ボリス・ヴィアンの持っているギターの形が凄まじいです。こんなの見たことない。

「自由表現祭」は、私には高度過ぎます。
あまりの前衛芸術ぶりに、理解の範囲を超えてました。

当時の歌や映画に戦争の色が出てました。反戦歌とか。

生活の為ではなく遊ぶ金欲しさに、「おもらい」をする少女も出現。
「お金を下さい」と町行く見知らぬ人に金を貰っていたのです。

テーマ:洋画 - ジャンル:映画

  1. 2008/01/31(木) 04:43:02|
  2. 映画感想

長野まゆみ「天然理科少年」

天然理科少年 (文春文庫)天然理科少年 (文春文庫)
(2005/08/03)
長野 まゆみ

商品詳細を見る

【あらすじ】
主人公の澄々木 岬は放浪癖のある父と一緒に転校を繰り返している。
岬が中学二年生の時、小柄な少年白水賢彦と出会う。
クラスのリーダー格少年北浦梓は、岬に、賢彦と関わらない方が良いと忠告する。
賢彦は、神隠しにあい、最近戻ってきたのだとう言う。

表紙写真は、吉田美和子さん作の球体関節少年人形。

【ネタバレなし感想】
鬼胡桃の印鑑というのが、童話的でした。
文章が綺麗で、長野節みたいなものを感じました。

私は、最初に長野作品を読んだ時、作者を昔の作家だと思っていました。
国語の教科書に載ってるレベルのちょっと昔。
大正~昭和初期くらいのイメージ。
漢字や仮名遣いがそれっぽかったので。

おもしろいなーと思いつつ、一発で話が理解できずに混乱し、ネットで感想を見て回り、それでも解釈に自信が持てなかったので、もう一度ざっと読み返しました。

【以下、ネタバレあり感想】というか、内容の整理。
間違っている箇所がありまくりそうです。 【“長野まゆみ「天然理科少年」”の続きを読む】

テーマ:この本買いました - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/01/30(水) 00:11:57|
  2. 読書感想文(小説)

高村光太郎「高村光太郎詩集」編・伊藤伸吉

高村光太郎詩集 (新潮文庫)高村光太郎詩集 (新潮文庫)
(1950/11)
高村 光太郎

商品詳細を見る

光太郎の生涯にわたって制作された詩から、百編以上を収録したもの。
「道程」「猛獣篇」「大いなる日に」「記録」「をぢさんの詩」「智恵子抄」「典型」その他の詩集から編集されている。

【感想】
英語や外来語が出てくる一方、「●●のやうに」「さうして」「ぢつと見て」など、昔風のかなづかいも出てくるので、和洋折衷でモダンな感じがします。

「おほかみのお―レントゲンのれ―はやぶさのは…」で始まる「或る筆記通話」という詩は、末尾を繋げて読むと文章になっています。
「おれはまだうごかぬ うごくときは しぬとき」と書かれています。

智恵子夫人との愛を綴った詩の中に、次のような言葉が混じり始めます。
「自分の妻が狂気する」「狂った智恵子は口をきかない」「もう人間であることをやめた智恵子」「智恵子はもう人間界の切符を持たない」
ええ、智恵子どうしたの智恵子、と思い、ネットで検索しました。

智恵子夫人は、精神を病み、自殺を計るも未遂に終わり、結局7年後肺結核でこの世を去ったそうです。
「智恵子抄」には、智恵子夫人の発病前、発病後、死後の詩が含まれています。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/01/28(月) 21:36:18|
  2. 読書感想文(小説)

映画「敬愛なるベートーヴェン」

敬愛なるベートーヴェン敬愛なるベートーヴェン
(2007/11/07)
エド・ハリス.ダイアン・クルーガー.マシュー・グッド.フィリーダ・ロウ.ニコラス・ジョーンズ.ラルフ・ライアック

商品詳細を見る

【あらすじ】
音楽学校に通っているアンナ・ホルツは、写譜師としてベートーヴェンの元に派遣された。
アンナは作曲家を目指している。
ベートーヴェンは難聴が酷い。そして、甥を溺愛している。
甥は、自分には才能がないと、ピアノを弾くのを嫌がっている。

【ネタバレなし感想】
髪が多く眉毛が濃いため、いつものエド・ハリスと印象が違います。
(エド・ハリスは、あの薄毛っぷりが知的でかっこいいと思う。カツラもいいけど。)

アンナ役のダイアン・クルーガーが美人すぎます。
眼鏡がよく似合いますし、胸元がセクシーです。

建物や服、小物が上品でした。

補聴器がでかいです。
手で持って耳にあてたり、ヘッドホン式で頭にくくり付けたりしてました。

【以下、ネタバレあり感想】 【“映画「敬愛なるベートーヴェン」”の続きを読む】

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/01/26(土) 13:00:54|
  2. 映画感想

MATT COSTA(マット・コスタ)のアルバム買った

Unfamiliar FacesUnfamiliar Faces
(2008/01/22)
Matt Costa

商品詳細を見る

1曲目の「Mr.Pitiful」が好きです。
シングルカットされるだけあって、キャッチーなメロディーです。
シンプルで、デモテープみたいな演奏です。
「Mr.Pitiful」試聴ページはこちら
この曲は、オススメ曲ページにも追加しました。

テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/01/23(水) 21:25:03|
  2. 音楽

オスカー・ワイルド「幸福な王子」訳・西村孝次

幸福な王子―ワイルド童話全集幸福な王子―ワイルド童話全集
(1968/01)
ワイルド

商品詳細を見る

【あらすじ】
オスカー・ワイルドによる童話短編集。全9編。

「幸福な王子」
町の高い円柱の上に、幸福な王子の銅像が立っている。
ツバメが王子像にとまると、幸福な王子は涙を流していた。
王子はなぜ泣いているのか。

「ナイチンゲールとばらの花」
若い若者が、恋人(まだ片思いの相手?)に捧げるための赤いばらを欲しがっている。
恋人は「赤いばらを持ってきてくださったら踊ってあげましょう」と言ったのだ。
それを聞いたナイチンゲールは、赤いばらを探して飛んでゆく。

「わがままな大男」
わがままな大男は、子供たちが自分の庭で遊ぶ事を禁止した。
春になっても夏になっても秋になっても、大男の庭は冬のままだった。

「忠実な友達」
「自分に忠実な友達にどんなお返しをするのか」と小鳥が聞くと、川ねずみは「おまえの言う事はわからん」と言う。
「その問題について、ひとつお話をしてあげましょう。」と紅雀は、小さいハンスという男とその友人の粉屋の話をする。

「すばらしいロケット」
皇太子が結婚し、花火が打ち上げられることになった。
王室の庭で、花火たちが会話をする。

「若い王」
若い王が戴冠式を迎えるにあたり、睡眠中3つの夢をみる。

「王女の誕生日」
王女の12歳の誕生日に、王女のための余興が行われた。
闘牛、アフリカの奇術、ジプシーによる歌と熊の芸。
その中、王女が最もおもしろいと思ったのは、醜く小さな侏儒(こびと)の踊りだった。

「漁師とその魂」
人魚を愛した漁師。
人魚に愛されるためには、人間の魂を捨てなければならない。

「星の子」
貧しい樵(きこり)2人の側に、星が降ってきた。
星が落下したと思われる箇所を見に行くと、そこには小さな子供がいた。
樵はその子供を育てる事になった。

【ネタバレなし感想】
富める者と貧しい者、美しい者と醜い者、慈悲深い者と無慈悲な者、と言った正反対の人間が両方描かれています。
中には相反する両方の要素を持っている者もいます。(途中で改心したり、身分が変わったり)

動物も花も鳥も花火も銅像も、皆が言葉を話すという寓話的世界観です。

東洋や中東などエキゾチックな要素を含んでいました。
【以下、ネタバレあり感想】 【“オスカー・ワイルド「幸福な王子」訳・西村孝次”の続きを読む】

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/23(水) 00:21:47|
  2. 読書感想文(小説)

映画「キンキー・ブーツ」(KinkyBoots)

キンキーブーツキンキーブーツ
(2007/02/23)
ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー 他

商品詳細を見る

【あらすじ】
父親の急死により、倒産寸前の紳士靴工場を継いで社長になったチャーリー。
ドラァグクイーンのローラと出会い、それをヒントに服装倒錯者用の男性向け女性靴を作ることを思い立つ。
目指すは、ミラノ国際見本市。

【途中までネタバレなし感想】
「保守的な田舎の伝統ある靴工場で、エロティックなファッションアクセサリー作り」という実話を基にした話で、撮影も実際の工場を数週間閉鎖して行ったそうです。

モデルになった工場のサイトを見たら、すごく…エロイです…。
全くドラァグクイーン専門ではなく、エロティックファッション総合って感じです。
女性物が主力製品のようです。
なので、この映画とはちょっと違います。

キンキーブーツとは、直訳すると「変態ブーツ」で、所謂「女王様」が履くような高いヒールのセクシーブーツのことです。
↑上のDVDパッケージ参照。

吹き替え版で見つつ、字幕も表示しっぱなしでした。
音声セリフと字幕のニュアンスが全然違う箇所が多々ありました。どっちが本来の意味に近いのでしょうか。

冒頭の従業員を次々にクビにするシーンは、本来痛々しい場面なのですが、テンポがよくて面白かったです。

ローラ(女装で長身で筋肉ムキムキの黒人男性)の舞台シーンなど、ミュージカル要素がありました。
ローラかっこいい!

セクシーで派手なブーツに職人技を注ぎ込む、眼鏡のおじいちゃん工員がかっこよかったです。
「鉄の加工なら任せておけ」って感じで。

【以下、ネタバレあり感想】 【“映画「キンキー・ブーツ」(KinkyBoots)”の続きを読む】

テーマ:私が観た映画&DVD - ジャンル:映画

  1. 2008/01/21(月) 00:29:43|
  2. 映画感想

映画「ジャズ・シンガー」

ジャズ・シンガージャズ・シンガー
(1998/05/25)
アル・ジョルスン、メイ・マカボイ 他

商品詳細を見る

【あらすじ】
ユダヤ教の司祭長の息子ジェイキーは、親から歌を教え込まれたが、賛美歌ではなくジャズを歌うようになった。
息子が酒場で歌っていると知り父は激怒、ジェイキーを勘当した。
ジェイキーは世襲を嫌い、華やかな舞台を目指して家出した。
数年後、ジェイキーはジャック・ロビンという名のジャズ・シンガーになった。
ブロードウェイを夢見たジェイキーは、やがてチャンスを掴むが…。

【ネタバレなし感想】
作品を見た後に、ネットで「ジャズ・シンガー」について調べました。
映画史的に重要な作品だったことが判明しました。
サイレントからトーキーに移行した第一作であり、アメリカ初の長編トーキー映画だったそうです。

この映画は、殆どがサイレントで進行し、歌と一部のセリフがトーキーになっています。
つまり、大体のセリフは音声ではなく、画面一面の文字で表示されていたのです。

そんな中、俳優が声でセリフを発しました。
世界初のトーキーによるセリフは、「ジャズ・シンガー」内に登場した
「お楽しみはこれからだ」(You ain't heard nothin' yet...)
だそうです。
(この前に、「待ってくれ、待ってくれ(Wait a minute! Wait a minute!)」というセリフがある。)

始めのセリフにふさわしい文句ですね。
有名な名台詞とされている「お楽しみはこれからだ」ですが、私は予備知識がなかったのもので、普通に聞き流してしまいました。
もったいない。

伝統と革新、家族と仕事といった、天秤にかけるのが難しい問題について、主人公のジェイキーは、厳しい選択を迫られます。
見ていて苦しくなりました。
ジェイキーが分裂して二人になれば解決なのに!無理だけど!などと思いました。
実際、ジェイキーは引き裂かれるような思いだったでしょう。
夢がかないそうなのに。でも母を悲しませたくない。

【以下、ネタバレあり感想】 【“映画「ジャズ・シンガー」”の続きを読む】

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/01/18(金) 19:20:26|
  2. 映画感想

臼井隆一郎「コーヒーが廻り世界史が廻る」

コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液 (中公新書)コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液 (中公新書)
(1992/10)
臼井 隆一郎

商品詳細を見る

【概要】
コーヒーの誕生から現在までの歴史、コーヒーと世界との関わりを紹介した本。

【感想】
イスラム教、フランス革命、黒人奴隷、人種差別、植民地、ファシズム、その他市民生活とコーヒーとの繋がりが書かれていました。

コーヒー・ハウスが議論の場だったことがあるのですね。
単にコーヒーを飲む場所ではなく、株取引・保険・新聞・郵便など幅広い用途に使われる多目的ホールだったようです。
イギリスのコーヒー・ハウス文化は完全に男性のもので、女性層を取り込むことができず廃れたそうです。(その後、紅茶がイギリス家庭に入り込んだ。)

コーヒーについて述べた文書、文学、詩、歌詞等が所々に載っています。

「コーヒーは市民生活の体内に循環する黒い血液である。しかも戦意高揚に欠かせない。コーヒーが切れれば、戦争に敗けたも同然である。」
「(コーヒーが)ドイツで市民生活の鬼っ子ファシズムを生むに至る。」(カバー折り返しより)
といったあたりは、あまり真に受け過ぎないようにします。
カバー折り返しに「コーヒーという商品の歴史を、現代文明のひとつの寓話として叙述する。」とありますし。あくまでも「寓話」として読んでおきます。

どうやらコーヒーという新商品が市民に浸透するにあたり、優秀なキャッチコピーが存在したようです。本当に市民がコピーの影響を受けたかは定かではありませんが。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/16(水) 07:29:41|
  2. 読書感想文(小説)

チェ・ゲバラ「ゲバラ日記」訳・高橋正

ゲバラ日記 (角川文庫)ゲバラ日記 (角川文庫)
(1999/02)
チェ ゲバラ

商品詳細を見る

【あらすじ】
キューバ革命後、ラテン・アメリカ全体を革命しようと、ボリビアでゲリラ活動をする。
ゲバラの日記。

【感想】
上の画像は、私が持っているものと装丁が違います。

ゲバラが何をした人なのか、ゲリラ活動とはどんなものか、知らずに購入しました。
革命後の日記なので、革命時の活躍ぶりが分りませんでした。
巻末の「ゲバラ小伝」にゲバラの一生(この日記の前からこの日記後、ゲバラの死まで。)が書かれています。

革命の思想を全面に打ち出すでなく、ゲリラの理念を論じるでもなく、普通に日記です。
ゲリラの日常。

自分の子供や、隊員など、人の誕生日を小マメに書き込んであります。
クリスマス・イヴに楽しい晩を過ごしたとあります。
その辺だけ見ると、女の子の手帳のようです。

部下を抱える管理職のような一面もありました。

隊員の本名と通称が違いすぎます。
また、一人に対して何通りもの呼び名があります。
日記だけに、そのあたりが統一されていません。
同じ人を、色々な名前で書いています。(文中に注釈あり)

ボリビアでのゲリラ活動を要約すると、以下のような感じです。
・変装していたが、元の姿に戻っていく
・虫が邪魔なのでつぶす
・横穴を掘る 
・物資を貯蔵する
・隊員が喧嘩する
・喧嘩した隊員をたしなめる
・人事をする
・ラジオで情報収集する
・道を切り開く
・農民を仲間にしようとする
・食料を確保する
・手紙の暗号を解読する
・政府軍の兵隊と戦闘する(隊員が)
・あぶりだしインクで暗号文を書く
・ミルクを大量に紛失する
・裏切り者や脱落者が敵に情報を漏らす
・農民などに口止め料を払う
・隊員がヘマをする
・隊員をどやしつける
・探検する
・キャンプを設営する
・行軍する
・分かれてしまった別の班と連絡が取れない
・隊員が体調を崩す・病気になる
・隊員の一人が精神に異常をきたし、幻覚を見る
・「学習」と称して隊員を教育する
・戦闘や事故で隊員が死ぬ
・隊員を埋葬する
・賞金首になる
・持病の喘息と戦う
・喘息が酷くて眠れない
・イカダを組む
・渡河する
・隊員が盗み食いをする
などなど

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/14(月) 12:22:58|
  2. 読書感想文(小説)

いしいしんじ「トリツカレ男」

トリツカレ男 (新潮文庫)トリツカレ男 (新潮文庫)
(2006/03)
いしい しんじ

商品詳細を見る

【あらすじ】
ジュゼッペは、一度何かに取り付かれると、他にことに気が向かなくなる。
その取り付かれようは、尋常じゃない。
だから皆から「トリツカレ男」と呼ばれている。
オペラ、昆虫採集、三段跳び、潮干狩り、サングラス収集、探偵ごっこ、ハツカネズミ飼育…etc...に次々とハマっていくジュゼッペが、次に夢中になったものとは…。

【ネタバレなし感想】
誰かがこちらに語りかけるような、口語体の文章です。

童話的で、ファンタジー要素があります。

放送禁止用語ではあるけど、出版コードには引っかからない、という程度の差別用語が出てきます。
私は、それらの単語の響きが好きですし、他の言葉に置き換えるより効果的だと思います。

周りから見て、どう考えても無駄な事でも、それがやがて役に立つことがあるんだと思いました。
無駄なまんまのこともありましたが。

真っ直な、メッセージ性の強い話でした。
ブレーキのない自転車。スケートで転ぶこと。
それらが、物語を象徴してました。

ミステリーではありませんが、伏線がきいていました。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/10(木) 19:56:01|
  2. 読書感想文(小説)

芥川龍之介「侏儒の言葉・西方の人」

侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫)侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫)
(1968/11)
芥川 龍之介

商品詳細を見る

【内容紹介】
「侏儒の言葉」は、アフォリズム作品。
アフォリズムとは、「物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句。警句。金言。箴言(しんげん)。」のこと。
「西方の人」は、キリストについての意見・解説。

【感想】
伊坂幸太郎の小説「チルドレン」に「侏儒の言葉」が登場していたので、気になって買ってみました。

(「チルドレン」感想はこちらのページで。)

「侏儒の言葉」も「西方の人」も、創作小説ではなく、エッセイ的なものでした。

「侏儒の言葉」は、もっと簡潔な名言集みたいなものかと思っていましたが、世界中の様々な文学・宗教・演劇・哲学・聖書等を当たり前のように引用したり、それらに引っかけた言い回しをしたりしていて、相当難解でした。
おかげで、注釈がすごく多いです。

誤解や反感を招きかねない事を書き、後日、それについて説明を加えていました。

煽りや毒舌みたいな文章もありましたが、不快感は感じませんでした。

「西方の人」で、キリストのことを「古代のジャアナリスト」「ボヘミアン」と称していました。

しょっちゅうでてくる「畢竟」(ひっきょう)という単語が、なんだか分らなかったのですが、「結局」「要するに」という意味だそうです。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/09(水) 21:50:10|
  2. 読書感想文(小説)

メカビ ’08年冬号

メカビ ’08年冬号 (2008) (講談社MOOK)メカビ ’08年冬号 (2008) (講談社MOOK)
(2007/12)
不明

商品詳細を見る

通算4号目のメカビです。
私は今号が発売されていることと、表紙が「さよなら絶望先生」であることを、赤松健先生の日記で知りました。
「久米田の野郎」と書きつつ、久米田作品のアニメ絵が表紙であることを宣伝するとは、赤松先生はツンデレですね。

気になった記事

【俗・さよなら絶望先生】
絶望先生の続編(第二期)に関しての、新房監督インタビュー。
私の住んでいる地域で一話が放送されるのは、今週の金曜日です。

【自然体でアニメと付き合おう】
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」著者山田真哉さんのインタビュー。
この人…私より全然オタクだ…。
新作アニメチェックにも抜かりないです。
アニラジから入って声優を知り、その声優が出演しているアニメを見る。
見事なポロロッカ(逆流)@絶望先生ですね。

【ARIA】
アニメ版ARIA監督のインタビュー。
なにも起きない話を30分アニメにするということについて等語っていました。
なにも起きないのに人気があるってすごいなー。

【脳科学は哲学を変えるのか】
メイドロボを奴隷にするのはロボットの権利に反するらしいです。

【二次元世界のだらしない女教師達との宴】
タイトルを読んで真っ先に「あずまんが大王」のゆかり先生、「らき☆すた」の黒井先生を思い浮かべましたが、やっぱり紹介されてました。
他にも沢山いるのですね。だらしない女教師。

【漫画家と編集者の関係ってどうなの!?】
MMRのキバヤシのモデルになったらしい、元編集者・漫画原作者の樹林伸氏がインタビューに答えてました。
樹林さんの写真が載ってましたが、クレイジーケンバンドの横山剣さんみたいで渋かっこいいです。
漫画家の意見として、松山セイジ先生のインタビューもあります。「エイケン」の作者ですね。
その後、5誌の漫画編集者達のインタビューがあります。
各誌、スタンスが違うようです。多分、個人個人でもスタイルが違うのでしょう。

【でとねーしょんてぃーちゃー】
この作者さんは、美少女と機械を描くのが上手ですね。まさに、メカビ(メカと美少女の略)。

テーマ:雑誌(既刊〜新創刊) - ジャンル:本・雑誌

  1. 2008/01/09(水) 21:31:51|
  2. 未分類

映画「トンマッコルへようこそ」

トンマッコルへようこそトンマッコルへようこそ
(2007/03/02)
シン・ハギュン、チョン・ジェヨン 他

商品詳細を見る

【あらすじ】
「トンマッコル」という村の人々は、戦争が起こっていることなど知らずにのどかに暮らしていた。
そこにアメリカ軍と韓国軍と人民軍(韓国軍の敵)が迷い込んできた。
(アメリカ人は飛行機で墜落してきた。)
最初は敵対する軍人達だったが…。

【ネタバレなし簡易感想】
色が綺麗でした。音楽は久石譲。

映像が安っぽくないのが良いです。

俳優さん達が良い顔してます。

MVPは、イノシシ。

血のりと分っていても痛そう。

同じ顔のおじいさんが並んでましたが、双子でしょうか。
それともCG合成?

排便シーンとは、なんとマニアックな…。

見終わってから、予告編を見ました。
重要シーンがほとんど網羅されてました。なんというネタバレ。
予告を見ただけで、話のおおまかな流れは分ります。

テーマ:韓国映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/01/09(水) 02:11:33|
  2. 映画感想

DSゲーム「ウィッシュルーム 天使の記憶」2周目クリア

ウィッシュルーム 天使の記憶ウィッシュルーム 天使の記憶
(2007/01/25)
Nintendo DS

商品詳細を見る

【ゲーム概要】
願いが叶う部屋(WISH ROOM)があるという「ホテル・ダスク」での一夜。
アドベンチャーゲーム。
マップ上を歩いて移動したり、物にタッチして調べたり、人と会話したりして物語を進めていく。
会話中には、2択が出ることがある。
間違った選択をすると、即ゲームオーバーになることがある。

【途中までネタバレなし感想】
主人公カイル・ハイドを始め、ホテル・ダスクの宿泊客、ホテル従業員のキャラクター達が、よく作りこまれていて魅力的でした。

ハイドの旦那かっこいい。ハイドのおじさんに何かを打ち明けたい。

絵柄が大変好みです。
会話内容により、キャラクターがいろんなアクションをします。
所謂「立ち絵」よりはよく動くと思いますし、表情も変わります。
キャラデザ・作画監督の金崎泰輔さんは、ディレクターも兼任しているみたいですね。

ゲームシステム的には、私が好きなゲーム「メタルスレイダーグローリー」(メタスレ)に近いかもしれません。
ただしメタスレや恋愛シュミレーションゲーム、かまいたちの夜などのサウンドノベルほどは、分岐が激しくありません。あれらは、全く別のルートに入ってしまうことがありますから。
ウィッシュルームでは、間違った分岐に入ると、その直後ゲームオーバーになります。
でもすぐ前からやり直せるので、イライラしなくて済みます。

ホテルのオーナー(マスター)ダニングには、しょっちゅうホテルを追い出されました。
コミカルな音楽と共に。
なので、ダニングを見る度に、ゲームオーバーか!?とビビりました。
また、会話における追求に失敗して、しょっちゅうカイルが自室に引きこもりました。

そんなの絶対引っかかるって!という罠の数々。

とても面白かったので、ぶっ続けで何時間もプレイしていました。

全てのゲームオーバーシーンが見てみたいです。あえて間違った行動をして。
また、自動販売機の景品を宿泊客にあげて、反応を見たいです。

タッチペンの特性を活かしたゲームでした。

残念なことに、自力でクリアできませんでした。
こちらの攻略サイトをちょくちょく参考にしました。

2周目は、1周目と違う要素があるので、1周クリアしたという方も、ぜひ2周目をプレイしてみて下さい。

カイル・ハイド萌えスレッド(ネタバレ注意)
ウィッシュルームのカイル・ハイドは無愛想かっこいい
検索キーワード、ハイライトは無視して下さい。

【以下、ネタバレあり感想】
攻略的ネタバレ→小ネタ的ネタバレ→ストーリー的ネタバレの順です。 【“DSゲーム「ウィッシュルーム 天使の記憶」2周目クリア”の続きを読む】
  1. 2008/01/08(火) 01:31:06|
  2. ゲーム

デスノートLスピンオフ小説「L チェンジ・ザ・ワールド」

映画鑑賞後の【追記】あり。その際、映画のネタバレはなし。
L change the WorLdL change the WorLd
(2007/12/25)
M

商品詳細を見る

【ネタバレなし 概要】
2008年2月9日公開予定の映画「L chenge the WorLd」の小説版です。

Death note原作コミック(第1部・第2部)、そして西尾維新の小説「アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」とリンクしているので、それらを知っていればより楽しめる内容ですが、とりあえずは、劇場版Death note(前編・後編the Last name)を見ておけば、意味の通る本です。

逆に言うと、この本は、劇場版後編のネタバレを多分に含んでいます。
劇場版後編と密接に関わっている話だからです。
まずは、映画版を見てから読んだほうが良いでしょう。
映画未見の方は、この小説を読む前に映画版のDVDを見ることをお勧めします。

また、作中にLの本名が出てきます。
確か、Lの本名初公開は、Death note 13巻(ファンブック的なもの)でした。
Lの本名を知りたくないと言う人は、ご注意下さい。

これから出るL関連の書籍2冊も買う予定です。

【途中まで、ネタバレなし感想】
表紙、口絵、裏表紙は、小畑健先生描き下ろしです。

てっきり、Lがキラ事件に関わる前の話かと思っていましたが、違いました。
どの期間かは、読んでのお楽しみです。

それと、死神やデスノートが出てこない話かと思っていましたが…。
これも読んでのお楽しみ。

Lのヒューマンな内面がちょこっと描かれていますので、「Lはずっと謎の存在でいて欲しい」「Lは常に冷淡に飄々としていて欲しい」「Lは感情を排除した人間であって欲しい」という方には、苦手な内容かもしれません。
私は、この小説のLは大歓迎です。

Lファンの中には、原作のLしか認めない派(L原理主義者?)が存在すると思います。
それはそれで、正しいLファンのあり方の一つだと思います。
私の場合は、Lが魅力的で話が面白ければ実写でもアニメでも小説でもなんでも良い派です。

表紙や裏表紙に漫画版のLが描いてあるにも関わらず、この小説を読んでいる間、Lのビジュアルイメージは松山ケンイチ(実写版L)でした。

【追記】
映画を見て、小説版の作者Mがいかに頑張っていたかが分りました。
この小説は、映画の脚本をそのままノベライズしたのだと思っていましたが、話の主な要素以外はかなり別ものでした。
小説版は、映画脚本を大胆にアレンジし、ギャグや小ネタを挟み、先行作品のオマージュを加えていたのですね。
Mグッジョブ!!

【以下、本書と映画版と西尾維新版と原作版のネタバレを含みます】長文注意 【“デスノートLスピンオフ小説「L チェンジ・ザ・ワールド」”の続きを読む】

テーマ:読書感想文 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/01/05(土) 19:04:27|
  2. 読書感想文(小説)

【猫】チョビとタマ/コッコ

チョビちゃんの股にタマちゃんの頭。
チョビちゃんは、お腹がピンク。
ちょびたま


コップから水を飲むコッコちゃん。
水を飲もうと思ってコップを置いておいたら、コッコちゃんに飲まれました。
こっこ

テーマ: - ジャンル:ペット

  1. 2008/01/04(金) 10:51:56|

安部公房「笑う月」

笑う月 (新潮文庫)笑う月 (新潮文庫)
(2000)
安部 公房

商品詳細を見る

夢やカメラ、創作メモ、登場人物の名前にまつわるエッセイや、見た夢をモチーフにしたらしい短編小説などが入った一冊。

【感想】
最初、作り話の小説だと思っていたのですが、途中で「ぼく」=「作者」の話らしいと気付きました。
しかし、現実的なエッセイにしては、夢の部分が混じってるようです。

いくつかの話は、完全に創作小説に見えます。
「ぼくは、次のような夢を見た。」という導入部分が全くないからです。

作者が書いた小説に登場する、キャラクターやエピソードにモデルがあったり、創作の芽は確かにあったのに、作品が完成してしまうと、その要素は原型を留めていなかったり、削除されたりしているというのが面白かったです。

内容が不可解だったりシュールだったりする割りに、読みやすくて魅力的な文章でした。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/03(木) 15:05:42|
  2. 読書感想文(小説)

アンデルセン「絵のない絵本」訳・矢崎源九郎

絵のない絵本 (新潮文庫)絵のない絵本 (新潮文庫)
(1952/08)
矢崎 源九郎、アンデルセン 他

商品詳細を見る

【あらすじ】
貧しい若者の部屋に、月が訪れて話をしてくれる。
月が見てきた事を語り、それを若者が絵にするという形で2ページから5ページほどの短編が連続する。
月は必ずしも毎日現れるわけではない。
全部で第三十三夜まである。

【感想】
上の画像は、私が買ったものと装丁が違います。

幽霊、葬式、自殺、死骸など、死に関する単語が結構出てきます。
もっとほのぼのした本かと思っていたので意外でした。

月が人に光を落とす事を「キス」と表現しているので、「キス」も頻出単語です。

中には、登場人物が全く救われない話がありました。
人生の厳しさが出てました。

文学界の裏側を辛辣に描いたような話もありました。
批評家って昔からいるんですね。

1本1本の話を引き伸ばして膨らませていけば、立派な長編になりそうなのに、惜しげもなく消費していくのが贅沢でした。

タイトル通り、挿絵はありませんでした。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/01/02(水) 20:24:38|
  2. 読書感想文(小説)

映画「それでもボクはやってない」

それでもボクはやってない スタンダード・エディションそれでもボクはやってない スタンダード・エディション
(2007/08/10)
加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;もたいまさこ;役所広司

商品詳細を見る

DVDの返却期限の関係で、所々2倍速で鑑賞しました。
なので、一応感想は書いてますが、しっかりは見ていません。

【あらすじ】
主人公の金子徹平は、身に覚えのない痴漢容疑で逮捕された。

【以下、ネタバレあり簡易感想】 【“映画「それでもボクはやってない」”の続きを読む】

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/01/01(火) 21:03:35|
  2. 映画感想

FC2Ad