野良箱

同人漫画サークル

安部公房「箱男」

箱男 箱男
安部 公房 (1982/10)
新潮社

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ダンボール箱を頭からかぶり穴から外を覗く箱男。
箱男は、結構たくさんいるらしいです。

途中から、誰が、いつ、どこで書いているのか分らなくなってきました。

解説によると、記述者が次々と交代していた模様です。

書いているぼくと書かれているぼく、見ているぼくと見られているぼく。

官能的かつフェティッシュかつ変態的な感じのする本でした。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2007/08/30(木) 00:18:20|
  2. 読書感想文(小説)

映画版 鉄コン筋クリート

鉄コン筋クリート (通常版) 鉄コン筋クリート (通常版)
二宮和也、蒼井優 他 (2007/06/27)
アニプレックス

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DVDをレンタルして見ました。
原作は既読ですが大分忘れてました。

シロ役の蒼井優さんの声がよく合ってました。喋り方もシロらしかったです。
クロもその他のキャラも声が合っていたと思います。

私はどちらかといえば声は本職の声優に任せておけ派でしたが、時かけや鉄コンは、俳優が声優やってもいいなぁと思いました。

背景がとても細かく、3Dっぽく変化していたので、描くのが(作るのが)超めんどくさそうでした。

色合いやカメラワーク(?)がセンス良かったです。

ストーリーは、なんか時々精神世界に入ってました。

お互いの足りないネジを持っているっていうのは萌えますね。
昔の哲学でそれに近いものがあった気がします。
確かそれは男女間の愛についてのものだったと思います。

「一見怖そうだけど根はいい奴」が何人か出てました。
  1. 2007/08/28(火) 22:00:02|
  2. 未分類

三浦しをん「月魚」

月魚 (角川文庫) 月魚 (角川文庫)
三浦 しをん (2004/05)
角川書店

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【あらすじ】
古書店「無窮堂」の本田真志喜と同業者の瀬名垣太一は幼馴染。
過去に起こったある事件が二人の心を囚えて離さない。
「水底の魚」「水に沈んだ私の村」「名前のないもの」の三作。

【感想】
作者が腐女子であるという先入観があるせいか、薄ーくBLテイストだと思いました。
古本屋の仕事内容が面白かったです。
とある事件は、某に罪がないといえば全くないし、でも罪悪感を持ってしまうのも分るという絶妙なものでした。

「水に沈んだ私の村」では、物語に沿った妖しげな作中小説が出てきます。
  1. 2007/08/23(木) 19:33:54|
  2. 読書感想文(小説)

北尾トロ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫) 裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
北尾 トロ (2006/07)
文藝春秋

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傍聴初心者による裁判傍聴記です。
かなりくだけた感じの文体です。

大小様々な種類の裁判について書かれています。
無名な人が起こした無名な事件についても多数触れられています。

事件の裏には、人間ドラマが詰まっています。
詐欺師が詐欺にあったり。

著者は、被告人の服装にツッコミを入れたり、傍聴マニアと交流したりしています。
傍聴マニアの中にデータマンみたいな人がいて、漫画みたいだなぁと思いました。

野球賭博ってリアルでやってるんだ…。

裁判傍聴についてのコラムや、傍聴マニア達の座談会も収録されています。
  1. 2007/08/20(月) 19:14:20|
  2. 読書感想文(小説)

香箱座りする猫写真

箱座り

タマちゃんが香箱座りをしていました。

香箱座りとは、足を体の下に収納した座り方です。

タモーンとしていてかわいい…。

テーマ:ねこ大好き - ジャンル:ペット

  1. 2007/08/20(月) 02:33:52|

澁澤龍彦「黒魔術の手帖」

黒魔術の手帖 (文春文庫) 黒魔術の手帖 (文春文庫)
渋沢 龍彦 (2004/02)
文藝春秋

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物語小説ではなく、黒魔術について解説した本です。

いくつかの魔術実践法が紹介されています。
卵を産んだ事のない雌鶏を十字路で二つに裂くとか…。

サバト、カバラ、薔薇十字団、自然魔法、黒ミサ、タロット、占星術、錬金術などについて書かれており、また、大量幼児虐殺者ジル・ド・レエに関する記述が多めにあります。

昔の魔術書には、「隣りの女を窓から覗く法」が載っていたそうです。
なんて世俗的かつショボイ魔術でしょうか。

解説は、嶽本野ばら先生です。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2007/08/18(土) 07:51:26|
  2. 読書感想文(小説)

谷崎潤一郎「月と狂言師」

月と狂言師 月と狂言師
谷崎 潤一郎 (2005/11)
中央公論新社

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谷崎潤一郎のエッセイ的なものと日記です。

「モッサリとした感じの人」という言い回しが、昭和20年代にすでにあったのが驚きでした。

「若いジェネレーション」「トチる」という言葉も出てました。

小説の原稿がはかどる日と1枚も進まない日があるのが人間らしいと思いました。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2007/08/17(金) 12:21:53|
  2. 読書感想文(小説)

藤沢周「箱崎ジャンクション」

箱崎ジャンクション 箱崎ジャンクション
藤沢 周 (2006/10)
文藝春秋

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心に病を抱えるタクシードライバー室田が主人公です。
室田は病気を会社に隠しています。
室田と妻は別居中です。

ほとんどの場面がタクシーの中で展開していきます。

車のメーカーや車種がたくさん出てくるので、車に詳しい方なら映像が頭に浮かぶと思います。(私は全く車に詳しくありません)
実在するらしい映画が引用されています。

登場人物の多くは、性格があまりよろしくない様です。

タイトル通り、箱崎ジャンクションが何度も登場します。
箱崎ジャンクションは渋滞が多く、通常のタクシードライバーは使用しないそうです。
  1. 2007/08/14(火) 12:21:16|
  2. 読書感想文(小説)

百合猫

マウント

上に乗っているのがタマちゃん、下がニャーニャちゃんです。
両方メスです。
衝撃の百合画像です。
娘×母です。

タマちゃんは、ニャーニャちゃんの背中を前足でモミモミしていました。

マウンティングという行為だそうです。
発情期や、猫同士で優位性を示したい時などに見られる行動だそうです。

テーマ:ねこ大好き - ジャンル:ペット

  1. 2007/08/12(日) 23:47:49|

綾辻行人「十角館の殺人」

十角館の殺人 十角館の殺人
綾辻 行人 (1991/09)
講談社

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【あらすじ】
大学の推理小説(ミステリ)研究会のメンバーが、孤島の建物「十角館」を訪れる。
一方その頃本土の「河南」の家には、謎の手紙が届く。
手紙の差出人は、「中村青司」。

【途中までネタバレなし感想】
1987年発表された作品です。
まだ、パソコンや携帯は普及しておらず、ワープロも珍しい時代でした。

この物語では、「島」と「本土」での様子が交互に描かれています。
「十角館」という奇妙で閉ざされた空間に、自分までいるような気がして、どちらかというと「島」編の方が読む時緊張しました。

建築家「中村青司」は存在感が大きかったです。

日本文学の古典や、月と兎の関係など、物語の本筋とは関係ないトリビアが入っています。
それらによって、知的な大学生の会話って感じがよく出ていました。

【以下、ネタバレあり】 【“綾辻行人「十角館の殺人」”の続きを読む】
  1. 2007/08/03(金) 12:36:29|
  2. 読書感想文(小説)

横山秀夫「クライマーズ・ハイ」

クライマーズ・ハイ クライマーズ・ハイ
横山 秀夫 (2006/06)
文藝春秋

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【あらすじ】
1985年、御巣鷹山にて航空機墜落事故が発生した。
地元新聞記者の悠木は、日航全権デスクに任命される。

【ネタバレなし感想】
新聞社社員達の、立場・派閥・主義主張・好き嫌いによって衝突し合う様が、まるでノンフィクションであるかのように細かく描写されていました。

日航機事故が起きてからの怒涛の日々は、まさにクライマーズ・ハイ状態で進んでいましたね。
クライマーズ・ハイは、登山中に興奮が極限に達して、なにも怖くなくなる状態だそうです。
そして、興奮が切れた時が怖い…。不安や恐怖が一気に来て、その場から一歩も動けなくなるという…。

首相の靖国参拝や自衛隊について、記事でどう扱うかによって、新聞のスタンスが問われるわけですね。
記者雑感や読者投書欄でもその新聞のありかたが表れてしまいます。
我が家でとっている新聞は、時々「社説がおかしい(主張が偏っている)」と2ちゃんねるでスレが立ったりしてるわけですが、その社説が載るまでにも紆余曲折あるんだなぁと思いました。

「大久保事件」「連合赤軍事件」という過去の栄光にすがる古株記者。そのプライドに傷がつく描写がいくつか見受けられました。
新しい世代の記者との温度差のようなものがリアルで面白かったです。

デスクって仕事はきっついですね。
直接現場に足を運んで取材したり、記事を書いたりはしませんが、誰がどこに何を書くか指示し、上がってきた記事に赤を入れ、取捨選択する。
輪転機が回る(印刷する)までの時間との勝負です。
これは大変ストレスフルですよ。
他の記者達への責任もありますし。

新聞社での戦いがメインでしたが、家族というもの、登山というものについても描かれていました。

途中に入ってる子守唄というか童謡の歌詞が怖いです。

【以下、ちょっとネタバレあり】 【“横山秀夫「クライマーズ・ハイ」”の続きを読む】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2007/08/02(木) 12:58:01|
  2. 読書感想文(小説)

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